7月11日(土)民を操ろうとする志向に抗して。

 概ね曇りときどき雨ときおり晴れ間。25℃~31℃、72%。8000歩強。湿った真夏日

 

 自由と統制:

 治安維持は重要な社会安定施策ですが、それによって自由を制限すると副作用が出てきます。戦前戦中の治安維持法も国民が一体となり外国と戦うとして異論が抑制されました。その為に統制経済を採り生活物資の配給が行われました。国の言う通りにしないと生きていけない仕組みになったのです。

 批判的な言動をすれば直ちに憲兵特高により拘束、拷問されました。今回の香港版治安維持法は自由な香港を消滅させ、金の卵を産まなくするでしょう。って、それだけ党が自由言論を恐れているのは、自由経済に伴う(上海など)自由思想リスクが顕在しているのかもね?ゾワゾワ

 計画経済と自由市場の戦いでは、一応市場主義が勝ったとされちょりもす。計画経済はテクノクラート独裁を生み、経済活動全般が不自由になったためです。日本も政府と官僚がもたれ合いながら、官僚が強くなり「金は出すが口は出さない」という大らかで自由な風潮から、「金は絞って口は出す、という選択と集中」に政策が向かって、全てがじり貧になりました。人知というか官僚の計画や査定には限界があるからです。計画経済の失敗は笑うのに、自分たちもまったく同じことをしているのに、気がつきません。

 治安は大切、計画は大切というのは言うを待ちません。がっ、価値観が一方向に偏りバランスを崩すと、大切なものを失うリスクもまた大きくなるのです。(玉虫のバランス思考より)