4月28日(火)他要請、いや多様性は生態系にも社会的にも重要です。

 曇りときどき晴れ、3時過ぎに1時雷雨あり。8℃~19℃、62%。

 スズガモの小集団がまだ居残ってます。もうすぐ5月になっちゃうよ。渡り鳥にも腰の軽いのと腰の重いのがいるのかな?でも、これが多様性です。みんな同じ行動をしてると、環境の変化でいっぺんにやられちゃうからね。

 

 コロナ自粛要請で出てきた社会的風潮とは:

 各地でその排他性や相互監視(チクリ症候群)、過剰正義の自警団(自粛警察?)の横行などが報告されちょりもす。コロナによってその本性の近くにあった嫌な空気が醸し出されましただ。こりも東アジアの特徴なのかなぁ?欧州方面では自粛期間にベランダ音楽会やベランダ声掛け、ベランダ拍手などで励まし合っているのにね。ショボーン

 

 

 社会的多様性とは:イデオロギーに振り回されないことなり。

 アリやハチのような社会性のある昆虫は、その大部分が遺伝的に同質ですが、社会的役割は分業しています。中でも良く働くのとまったく働かないのが混じっているのもその特徴です。その割合はアリやハチの種類にもよりますが、2:6:2の法則というのが有名です。これは遺伝的素質ではなく、社会的な役割ですから、働くのばっかり集めても、働かないのばっかり集めても、結果は2:6:2になってしまいます。

 新自由主義が目指した小さな政府やネオリベ市場原理主義は、一見うまく働くように見えましたが、公共の民営化や社会の相互扶助の弱体化により格差が拡大し、働かざる者食うべからずの風潮を醸し出し、自己責任に全てを押し付ける小さな政府、小さな社会を現出させました。すなわち社会に余裕がまったくなくなってしまったと。ここへコロナ災厄が襲い掛かってきたからたまらない。

 近隣諸国に較べて、コロナ拡大への対応がまったく遅れてしまったのは、このような社会の状態にも原因があったと思われます。効率を追い求めた結果、医療施設も医療従事者にも、介護施設にも介護従事者にも、保育施設にも保育従事者にも、緊急時対応の余力がまったく残されていなかったのです。普段は役に立たなくても、緊急時だけ力を発揮する資源を保持する余裕を持ちたいものです。目先の役に立つもの、目先の利益だけを追求する組織の弱点を突かれてしまった反省が、大いに求められます。

 ま、素直に現状を反省できるのも知性によりけりですから、当分は無理かも知れませんねぇ。タハハ