3月10日(火)桃始笑(モモの花が開き始める頃)。ひそやかな足音?

 終日雨ときに強し。13℃~17℃、96%。かっふんやや多し。雲の上は満月♪

 マスクや消毒液、トイペなどを私益で奪い合うのは、まさにTragedy of the Commons(共有地の悲劇)に似てますね。回復不能

 

 経済動向:

 NYダウの2000㌦を超える急落を受け、ミラー相場と言われている日本の日経平均も一時は19,000円を割り込む乱高下に見舞われました。官製相場で日銀がかなーり突っ込んでいるのに株価を維持できないのは、センティメントの実態が悪化しているからです。まさにはっきりと申し上げて、アベノミクスの終焉といえましょう。

 とかのんきなことを言ってられない日本経済存亡の危機が迫っているです。マイナス金利で既に金融政策を打つ余地が全くないし、年金資金を株価維持に突っ込んだからこのままだと年金崩壊もまぬがれない。自粛萎縮で消費経済はこのまま当分冷え込むでしょう。中国経済に続き米国経済が冷え込めば、まったく希望の灯が見えません。嗚呼、無情!

 こりはリーマンショックを超える大不況の予兆か?でも景気というのは「気」がもたらすものでもありますから、できるだけ明るい気分で過ごそうね?とか自己欺瞞しても経済の実態は誤魔化しえないですから、「気」の幻想はそのうち実体化されるでしょう。これは安倍さんが辞めても自民党がつぶれても、ここまできたら回復しえない現状です。

 新型コロナはブラックスワン(突然の災厄)ですが、今までのツケを払わせられるのはグレー・リノ(灰色のサイ)と言うらしい。ごく普通の色(灰色)したサイが、(潜在していたリスクが表面化して)突然暴走するという表現です。米国のリスクで言えば、1頭目のサイは、今までなんとか抑え込んでいたリセッションのリスク、2頭目は限界が近づいた金融緩和のリスク、3頭目は石油価格下落によるエネルギー関係の債務バブル破裂リスクだとか。これらが暴れまくると米国経済は一気に落ち込みます。 

 ま、日本も3頭目が不動産バブルというだけで、まったく同じ状況といっていいでしょう。もともと消費経済が弱い(賃金が上がらなかったから)上に自粛萎縮の影響で、消費が更に落ち込むから、縋りつく流木さえ見つからない状況です。このまま押し流されて、いったいどこにたどり着くのでしょうか?すべて「気」まかせ、風まかせ・・・ショボーン