曇りがちな秋晴れ。20℃～27℃、55％。スウィミングだん。
身体の制御とは：
こりはほとんど無意識下で行われます。全身には４００を超える随意筋（骨格筋）がありますが、それを個別に制御するのではなくして、全体のイメージで行われるという特徴がありますね。例えばピアノを演奏するときには、各指を意識して個別に動かそうとはしません。曲想に合わせて自然に指が動いてしまいます。例えば、歩く時も全身の筋肉を個別に制御しようとはしませんね。まっすぐ前を見て無意識に手足が動いて行くでしょう。頭が上に引き上げられるような気持ちで腰から前にでるようにすれば、自然と胸を張った良い歩き方になります。
先日、為末大さんにうかがった話ではハードルを飛ぶときに「腿を良く上げて、腕を良く振るように」とは指導しないようです。「ハードルの上にふすまがあって、それを蹴破るように飛びなさい」と指導すると、すべての動きが調和するそーです。バレーダンスを習っていた子供はどーしても飛んだ時に習慣的につま先が伸びてしまうので、それを上に向けさせる時の指導でした。
すなわち、個別具体の筋肉制御より、主観的な全体把握のイメージでうごうごするのが運動の基本です。こりは人間の認識や思考、行動などすべての局面で共通する意識の本質のような気がしますぅ。どもども。
