3月10日(土)三茶の旅とブラックボックス

 曇りのち晴れ。4℃〜12℃、43%。花粉やや多い。



 陽気につられて散歩旅に出る:温泉銭湯

 今回の銭湯巡りは世田谷付近を回りました。三軒茶屋から下高井戸までの世田谷線の旅ですぅ。三茶で昼飯を食した後最勝寺に向かう。途中に三軒在ったお茶屋の一つ(今は陶器を売っている)田中屋を見学す。最勝寺目青不動尊を参拝す。江戸の五色不動の一つなり。そこから環七方面に向かい、駒込八幡宮に達す。鎌倉時代の北条の神社で、境内には若宮八幡もある。そこからほど遠くない所に常盤塚というのがひっそりとあり、世田谷城主であった吉良氏の悲しい逸話ありて、世田谷の区花@鷺草の由来なり。

 さらに世田谷通りを辿って、松陰神社に至る。吉田松陰を祭った神社で、境内には松下村塾の実寸レプリカもありまふ。続いて世田谷区役所の近くにある世田谷城址に達する。少し小高くなったところの平城で南北朝時代に足利氏の一族であった吉良氏の拠点でした。秀吉の小田原攻めの際に、この城も攻め落とされ、廃城となった。後にこの一部が井伊氏の菩提所@豪徳寺になりました。豪徳寺では2000体以上が奉納されている招き猫を見学し、福をたくさん頂きました。 (安政の大獄の敵対者、井伊直弼吉田松陰のお墓が500mも離れてないところにあるのも、不思議な縁でした。)

 更に、山下、松原と世田谷線沿いを踏破し、下高井戸に至る。(この駅の呼び名は下田街道に似てない?)世田谷線もぼくが住んでた頃のやぼっちいのから、近代的なデザインに変わってました。ここでお目当ての「月見湯温泉」に入り、旅の疲れを癒やす。泉質はメタケイ酸泉で疲労回復に効くとか。歩数約2万歩なり。ドトールで反省会を催したあと解散す。ふむ。充実した歴史と運動の旅でしたぁ♪どもども。




 ブラックボックスとは:

 一般に内部の構造や機序は不明だが、指示(入力)を与えれば答え(出力)が出てくるような装置をブラックボックス(B.BOX)と言う。機序の分かり具合は人により異なるから、それぞれの人にとってブラックボックスは異なることになる。スマフォは一般の使用者にとってB.BOXだが、設計者にとってはB.BOXではない。これは自動車や他の便利な装置についても言えます。近年、科学技術を始め、イロエロな分野でタコツボ化が進んでますから、あちこちでブラックボックス化が進んでいると言えるでしょう。現に物理の最新理論とか、数学の大定理の証明とかは、それを理解した少数の学者以外にはブラックボックスですからねぇ。自分で確認できない以上、分かった人を信用するしかありません。

 すかす、誰にとっても内部の機序が分からなくなるのがAGI(汎用人工知能)だと言われちょりもす。なぜならAGIは学習や経験を蓄積して、自分で自分を創り上げていくので、赤ちゃんから育った人間のように、他人が何を考えているのか、ホントのことが分からなくなっちまうんすよ。極端に言えば答えの確かさは、その人(AGI)を信用するしかありません。「ああ、あの人の言うことなら間違いなかんべえ。今までも間違ってなかったし。」つうようにしんやうするしかないんですぅ。ようするにどのような経験で、どのように育ったのか、の人格が問題になってきます。育ちの良いAGIが欲しいものですね。下手すると兵器なんかに使われて、乱暴者で手が付けられないAGIが出てくるかもしれんですぅ。コワイデスネ