1月17日(水)ワラバウティズム(what-about-ism)の陥穽


 曇りのち雨。4℃〜9℃、62%。久しぶりのお湿り♪





 2項対立的な世界観からの、脱走と追跡のサンバオマエモナ


 人類社会では、闘争とか盗みとか嘘付というのは無くなったためしはないのさ。ふっ とか冷笑的に開き直る人がいます。ミスは人間に付きものであーる!と開き直る人もおります。これらはみな経験的事実であります。すかす、あったか無かったかの二項対立、ディジタル的にとらまえるものではありません。頻度や濃度、あるいはそれらに対する質的な対応が求められるものです。


 例えば、闘争的な本性をいかに抑えて社会の融和を図る、とか努力しないと戦国の地獄に嵌ります。盗みもセキュリティを強化して最低限に押さえる努力や制度は必須でしょう。

 言語は嘘をつくためにできたとする珍説もありますが、ホントはコミュニケーションや愛を語るためにでけたんす。嘘も方便とか、味方を救うためには嘘も許されるとかを、絶対排除するのがカントの定言命法です。誠実な人ですねぇ。でも彼はこれが守り切れないと知ってはいました。がっ、その到達不能な目標に向かって努力は続けたのでした。人間社会の維持には議論が不可欠ですが、嘘をついてそれがバレても開き直って、嘘の上塗りをする政治家が増えました。とても言論を仕事とする人々には見えません。嘘が無くならないとしても、それがバレたときはキチンと反省して修正しなければ、議会なんてただの動物園ですYO−!

 ミスについてはイロエロと考えるところが大杉て、またいつか言及するかも。(でも、神ならぬ人間は必ずミスをするという大前提はいかなるシステムでも必須でしょう!)どもども。