12月6日(水)単に目を見るのと、ガンをつけるのとの違いは何処にありや?男はつらいYO。

 
 快晴!4℃〜10℃、39%。だんだん気温がさぶくなる〜、さぶくなる〜。プールだん。





 進化の収斂:デカい面とは

 種が異なってもある環境や状況に適応すると、形質が似てくるという現象を、進化の収斂と言います。このブログでも、高速で泳ぐ動物の流線形とか、メスにアピールする孔雀と蜘蛛のしぐさとかの共通性を見てきました。今日は、自らをボスと見做すと形態まで変わってしまうという例ですぅ。

 魚類のコブダイはベラ科でその大半はメスで小柄なかだらをしています。群れの中でボスは一つの岩を占有し、デッカイかだらと額に大きなコブを持ったオスで、周りにメスを侍らします。そしてそのデッカイ面したボスが氏むと、周りのメスの中から1匹がオスに性転換して、デカくなり額にコブもできてデッカイ面になるそーです。ボスになったという気持ちが形態まで変えてしまいます。不思議ですねぇ?

 一方、これは霊長類で人類にも近いオランウータンの世界の話し。オランウータンのボスは顔面の両サイドにフランジという出っ張りが張り出して、極めてデカい面をしています。この顔のデカさで群れを脅しつけているわけでやんすよ。周りのオスはフランジも無くちっこい顔して大人しくしています。すかすボスが亡くなると、フランジの無いオス(アンフランジ)たちの中から新しいボスが生まれて、あっという間に(1年以内に)フランジが発達して、でっかい面になるそうです。ボスになったという気持ちが、顔面の形態を急速に変えてしまうんす。

 ね、似てるでしょ?人間だとここまで極端には変わりませんが、昔は偉く成ると髭を生やしたり、でっぷりと貫録をつけたり、高級車に運転手をつけたり(これは形質とは関係ないか?)して、自分の偉さを誇示するところは、やはし進化の収斂と言えないこたーない。アハハハ


(追記:そういえば、最近の安倍さん、ほっぺのフランジが急速に拡大しているような希ガスる。ぷっ)