5月22日(金)すべての道は呼吸に通ず

 概ね晴れ。16℃〜24℃。





 腹科学とは:

 ちと虎ノ門方面に進出す。北岡裕子大先生のお話しがあった。「哺乳類は横隔膜類であーる!」つうご高説なり。
そもそも哺乳類には卵を産むカモノハシとか胎盤のあんまし発達していないカンガルーとかも含まれるが、彼らも横隔膜は必ず持っていると。それに付随した高性能の肺胞って組織もありまふ。一方、恐竜の子孫である鳥類は呼気と吸気が入り混じらない気嚢システムを発達させて、極めて効率よく酸素を取り込めるんだすぅ。すかす肺管と言うくだが極めて細く埃が詰まりやすい欠点があると。

 両者とも音声を発達させたが、哺乳類の直立(ホモエレクトス)に至って、横隔膜と腹筋の連動で、音声に間を作ることができた。これで音節が分かれ、言語が発達したんだと。すなわち、ヒトの直立の起源は、横隔膜を重力に直交させ、自由に運動させることを可能にして、歌を上手く歌うことを可能ならしめ、ここにホモ・カンターレ(歌原人)が誕生したんだと。そして歌は情感を発達させ、共感に基ずく社会生活を可能ならしめたと。ふむふむ、牽強付会な説なれども一考の価値ありと思いまふ♪

 そして更に、異論は続くよ、どーこーまでもォ♪・・・言語中枢はなぜ左脳にあるのかっ?体内で左右の違いのあるのは肝臓と胃の位置なり。胃は柔らかいから腹筋で声を出すときに0・5秒くらいの遅れを生じる時が起きる。肝臓のある右側は腹筋と音声が連動しやすい。それで発声は肝臓側(右)を基準にしたのではあるまいか?すなわち身体の右側は脳の左側が制御していると→左脳が言語中枢?アハハ

 胸腔と腹腔を分ける横隔膜が人類発祥の起源であるとする説は、そもそも生命は細胞膜により外界と内側を分けたことから発し、核膜によりDNAとそれ以外を分離したことによりバクテリアから多細胞が生まれた故事に通底するんだと!そして横隔膜と腹筋を中心とする「腹(はら)」を作ることが脳を作るよりも大切なんですぅ。これぞ東洋古来の身体性なる知恵の源泉なーり!→脳トレの前に鍛えよ はらぢから♪ ども。