6月25日(土)見えやすい部分が見えただけで、全てが分かった気になるの愚

 こんにちは。薄曇り。午後ところにより少雨。気温は
だいぶ低くなりましたが、依然として蒸し暑し。新宿から
六本木付近をぶらつくシティボーイなもれ。



 














 ひらめきと直感:

 ひらめきは四六時中あることを考え抜いて、もうあきらめ
て散歩に出ようと靴を履いているときに、ふっと思いつく事。
直感は長年(10年以上)の修練により身に付いた、無意識
に出てくる的確な認知。と区別でけようか。
















 そしてこの両者は小脳や基底核などの運動機能に直結して
いると言われてまする。訓練で伸びるとこは同じ。イメージ
レーニングでけるとこも同じ。使うほど貯筋でけるとこも
おんなじ。

















 将棋、囲碁、チェス、ボードゲーム、など以外でも数学や医師
はたまた会計士、イロエロな技師など一目でその分野の熟練
した見分け(認知的エキスパート能力)がでける直感は、パッ
と短時間で分かり、複雑なカオス系を分野特異的な能力で切り
開き、なぜそうしたかは説明不可能な能力で、長期間の集中的
な修行により初めて獲得でけるのであーる。会計士などは膨大
な数字の山から的確に粉飾を嗅ぎ分けれるのだす。

















 なぜなんだ?と思うでしょ?それはね、主に三つの部位が
関係してるとゆわれてます。外界の写しを脳内に保持するとこ
(例えば将棋盤など)それを用いて思考・推論する前頭葉、さ
らにその二つの部位を統括指令する基底核、が密接に連動して
ぐるぐる回ります。何度も回っている内に神経回路が強化さ
れ、無意識にでけるようになるのです。そして、それを長年繰
り返している内に、その大脳内モデルがそっくり小脳に転写さ
れて、さらに素早く正確に使いやすくなると。これは自転車に
乗れたり、泳げるようになるのと同じです。
















 だから、この直感は時間が早ければ早いほど正答率も上がる
つう特徴を持ってまふ。それはもう習熟の果てに大脳から小脳
に移行を果たしたっつう証拠ですからね。運動でも手足の動か
し方を大脳で、あれこれ考えてる内は上手くないでしょ?ね?














 それでそのようなレベルに達したときの特徴は、どこが重要
でどこが脆弱かっつう要点を階層的に瞬時に無意識に把握でき
ることです。のんべんだらりとベタに状況を認識するのは直感
とは申しまへん。原発にもこういうプロが7人くらいは欲しか
ったですね。一瞬で脆弱点を把握でけるようなしと。宣伝して
いるうちにじびんも絶対安全だと思い込むようではこういうプ
ロは育ちませぬぞえ。













 で、これで分かった積りになったら大間違い。これらは単に
思考エネルギーの効率化過程に杉まへん。これで浮いた時間を真の
創造性に振り向けれるかが、本当のプロと俄かプロとの境目で
す。どんな分野でもここからがプロ同士のホントの戦いになる
のです。そこにはどんな脳科学も入り込む余地は無いはずです。
















 なぜなら、人生というものはそんなに薄っぺらいものでは
無いからですね。諸君も、すべてを分かったように言う人には
気を付けませゥ!この世界には、どこまで行っても正解などと
いふものは無いからです。そこんとこヨロスク。
















 直感思考をグダグダと思考するのも自己矛盾。これもリスト
に入れとこう。チョア~~~