6月24日(金)我らが美的感覚のオリジンとわ


 こんにちは。晴れ、南よりの風強し。関東各地で猛暑日


 電力消費ぎりぎりまで増加。昨夜は東京でも初めて熱帯
夜だったらすいね。寝苦しいわけだ。気温も徐々に上がれば
からだも慣れるんすが、カタストロフィックに上下すると健康に悪い。
ま、前線の上下によるから已むを得んか。明日はまた涼しい
とか。














 「我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処へ
行くのか。(ゴーギャン)」 の疑問は永遠なり!















 さて、わたしが以前から疑問におもてたことの一つは、1
次元的なDNA情報から、何で親に似た子がでけるのか?
っつう形態発生の不思議れすねぇ。3次元に時間軸を入れた
4次元の形質デザインの機序は未だ五里霧中れすが、それで
も少しづつ分かってきたこともありまふ。














 植物の花は百花繚乱、多様性の極致に見えますが、基本
は3つの遺伝子(A,B,C)の組み合わせで決まるようです。
例えば、Aが発現するとがく、AとBだと花弁、BとCだと
雄しべ、Cだと花芯がでけます。これはA、B、C各々を欠
損させて調べたとか。全部なくすと元の葉っぱに戻ってしま
うとか。不思議なものですねぇ。














 また花の形も放射状か線対称かを決めるcyc/dichといふ
遺伝子が見つかったです。これでも色んな形がでけまふ。
 花の散り際も、花弁や葉の根元にでける離層を形成する
遺伝子によって制御されまふ。これで潔さが演出されます
ねえ。桜と躑躅とか。














 被子植物の花は昆虫と共進化してきましたから、昆虫が綺
麗な花に引き寄せれるのは分かります。しかし、人間にはど
ーしてお花が美しいという感情があるのか?これは誰しも疑
問に思うでしょうね。(いや、思わねーって?無粋なお方じゃ)
一つの仮説は生物共通の遺伝子が多いことから、虫の花を好
む遺伝子が人間にも共通に存在するんじゃねえか?つうこと
だす。しかし、こりは実験してみるまでもなく犬や猫は花に
とんと興味がねえから、この仮説は否定せざるを得まへんな。















 わだすの仮説はビタミンCですねぇ。霊長類の祖先は樹上
で暮らして木の実ばっかし食べてたからビタミンCを作る遺
伝子が退化してしまったと。犬や猫なんかは自分で作れます
からビタミン剤を飲まなくて済みます。そのような生活の中
で花の形や実の熟れ具合を色で判断して、花に関心を向けた
と。そのうちその色彩感覚が大脳の発達につれより高度に洗
練され、芸術的な感慨を生むようになったと。どーでしょ?














 しかし、わだすの経験によれば死ぬようなストレスから解
放された後では、花であれ木漏れ日であれ、夕日であれ、世
界の有様なんであれ、すべてがとても美しくて感動しまふか
ら、美的感覚つうのは単なる生存上の理由だけではないよう
希ガスる。緊張が解けたときにこみ上げる笑いのように、
もっと精神の奥深い機序が関係していると見たほうが良かん
べい♪













 ともあれ、世の中のことがそんなに簡単に分かったら、そ
れだけ世界が薄っぺらつうことになりますから、イロエロと
考えて早急に結論を出さんほうが人生面白官兵衛よ。プッ











ホワ~~~ン