5月23日(土)朝の散歩と環境問題な夕べ


 こんにちは。薄曇のちうす晴れ。ややむしむし。
街のマスクびとは10%弱。そんなに多くはない。






 今日は午後からフォーラムに行ってきた。
航空会館で「(第2回)地球温暖化政策を考える」つうの。
前回は用事で討議のところを抜け出したけど、一応形はできて
来たようだ。8つのモデルが提出され討議される。こういう
モデル化って、一旦設定されると、それに基いてやたらと細かい
議論になりますが、前提はあまり議論にならない。






 そもそもIPCCの2℃上昇以内に収めるのだってアバウトな話し
だしね。それに1℃目標を変えれば対策費が何十兆円と変わって
くるのですから、ホゲーな話しです。必要性や有効性は良く議論
されますが対策の副作用(サイド・イフェクト)はスルーされる
嫌いがありまする。こういうのは国民的な合意なんて難しいで
しょうね。国内でも利害関係ありまくりですが国際的にも途上国
とか利害が大きく異なります。






 あした官僚が取り纏めて、議論の経過をソーリに報告するらし
いですが、京都議定書や福田ドクトリンみたいにひと言で決めれ
る問題ぢゃねーですよ、ホントにもう。今日は各省庁の課長補佐
クラスの若手の発表が多かったですが、彼らは真面目で真剣で頭
良し良しで熱意もアリアリですが、これらに何処かで利権や立場
が絡んでくるんでしょうねぇ。世の中そーしたもんですからね。
とか、現実を追認してどーすんだよ!ボケ助!







 しかし環境はともあれ(うんと先の話として)資源・エネルギー
問題は待ったなしで手を付けなくては孤島の民族のお先真っ暗
ですから、日本版グリーン・ニューディールには手を付けてほす
いんだ。ぼくは何と言っても日本に有り余ってる地下のマグマ資
源に眼を付けて貰いたいです。源泉に影響がぁ、とか細かいこと
言ってるばやいかYOー! それに個人のたしなみとしては車から
自転車へ!ですね。ポリ袋とか割り箸とか細かいこと言ってる
ばやいじゃねー!「地熱と人力」これが僕のモットーだすぅ。







 もう車は田舎にまかせて、都会は徒歩と自転車と公共交通で、
自然環境を復活させ、虫を呼び寄せ、きれいな小川のほとりで
メダカやフナを採るとかにしたいなあ。いつかそーなるとイイ
な。ときどき渋谷の暗渠の上なんか通ると「嗚呼、ここは昔は
春の小川が流れていたとこなんだなあ」とか空想にふけります。
戦前は神田川で小学生の水泳の授業をしてたのだよと祖先は言
ってたぞ。高度成長の副作用からスロー・ライフへ、って若者
からは反対されソーですね。






 ちょっと厳しい数字をいうと、日本は絞り尽くしてるから
CO2(だけぢゃないけどGHGという温室効果ガス全体)を1トン
減らすのに100ドル必要ですが、途上国では10ドルで1トン
減らせます。だからホントは金やって途上国の削減を援助した
方がイイのですね。でもわが国のエネルギー政策の観点からは
役に立たないと。本音と建前の相克に悩む若手官僚板ばさみと。







 ま、国のことはソーリが良く考えてくれるだろ。おらは自分
の生活態度を省エネモードに転換して、それを継続、維持する
意思を貫くだけです。それがおらの分に合った貢献です。環境
は世界の公共財と思えば、それを蕩尽するより、大切に維持す
る方になりたいな。どーせならそのほうがイイよね。







 で、帰りに思い出して八重洲のブックセンターで本を探して
たら、面白そうなのが目に入って5冊も買ってしまった。
積読がまた高くなる悪寒。米型成功者ストーリーをチラ見した
けど面白そー。見出しの写真がなつかすい。