4月19日(水)言葉は金鉄の如く重いのか、羽毛のように軽いのか?

 白い雲青い空。14℃〜25℃、44%。花粉多い。南寄りのち北寄りの風強し。ビュービュー






 「原発危機と東大話法」: ちょっつこんなんを借りてきたので貼っておく。

 最近、言葉の破壊というか言語の空転と言うか、特に官僚や政治家(ソーリ、副ソーリ、官房長官など)のことばが極端に軽くなっているので不安に思てたですが、実は大分前から起きていた現象なんですと。著者は「社会が暴走を始めるとき、きまって言葉の空転が起こる」と言ふ。今が正にその時なのではアルマイト?欺瞞的言語体系のさきがけなり。そして、この話法の達人として:関村直人、枝野幸男斑目春樹、大橋弘忠、西山英彦、中川恵一、池田信夫香山リカ、鈴木篤之、近藤駿介、鈴木達治郎などが、主に原発推進の立場として分析されてます。(2ちゃん話法とも、かな〜りダブルような気がしました。)



 東大話法 20の法則 安冨歩(京大→ロンドン大→名古屋大→東大教授)

○規則 1 :自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
○規則 2 :自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
○規則 3 :都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事する。
○規則 4 :都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す
○規則 5 :どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。

○規則 6 :自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱいに批判する。
○規則 7 :その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
○規則 8 :自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル張り氏、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
○規則 9 :「誤解を恐れずに言えば」と言って嘘をつく。
○規則10:スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を倒喝し、迎合的な態度を取らせる。

○規則11:相手の知識が自分より低いとみたら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
○規則12:自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
○規則13:自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
○規則14:羊頭狗肉
○規則15:わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。

○規則16:わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
○規則17:ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
○規則18:ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
○規則19:全体のバランスを恒に考えて発言せよ。
○規則20:「もし○○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。



 これらは、試験秀才、決められた答えのある問題だけを短時間に処理する能力を鍛えた者に、特有の症状だと言ふ。自分で考えず、取り立てて信念もないから、立場立場でコロコロと言を左右にできるのだそーだ。そして嘘でも未確認でも、自信ありげに断定するから、信頼され支持されると。・・・言語学者には多様化し方言化した欺瞞話法を体系的に研究して頂きたいもんだすぅ。(政治家話法、官僚話法、マスコミ話法、財界話法、法曹話法、詐欺師話法、オレオレ話法、などなど・・・)