体力気力脳力の限界って

ぼくがまだ学校をでたての頃、誰が言い始めたのか知らないが、
「コンピュータ開発は20代までだ」なんてのが尤もらしく言い囃されて
いた。確かに三連荘で徹夜する体力はそうかもしれない。でもね、
これは若年層をこき使う陰謀だったのでは?と今では少し怪しんで
いる。でアメリカに行ったらね、40-50代のいいオヤジが優雅に
避暑地の別荘のホームオフィスでコンパイラの開発なんかをやってるのさ。
日本がチームで作ってるのなんかよりずーっと効率のいいやつをね。



スルーりょくってのがネット界でも取り沙汰されている。エンタ界
では「右から来た物を、そのまま左に受け流す」ネタが受けている。
スーダラ風潮の再来かな。でもボクはネタにマジレスするくらいの
律儀さがすきだな。何一つさらりと受け流さないで。そうしないと
「(嫌な事を)乗り越える力」が付かないじゃないか。



「オランウータンは喧嘩が大嫌い。」(TV エコ・ツアーにて)


「士はおのれを知る者の為に死す。」(刺客列伝 予譲)


金貸し、両替、相場なんてなあ阿漕な渡世と思われていたが、今や
勝ち組かい。昨今では士まで目を血走らせて取り組んでるとか。
でも金は人々の気を乗せて血液のように隅々まで経済活動を活性化
させるってえから、穴勝ち馬鹿にばかりしてても遺憾のカナ。


そろそろ、人々の「やる気」を乗せるもっと効率的でシンプルな
乗り物が出て来てもいいのかも知れない。