度々でまことに申し訳ないが、ブログ主のわがままをもう一回だけ
きいておくれ。あまりにシンプルで我ながらチラシ裏と感じたから
少しだけ色付けしてみますた。ゴメン


で、先日の西鶴咄。貴公らもこのあほブログを覗いたくらいだから、
幾分かはわたしの思いを汲んでいただけたとは思いますが、じつは
拙者、三番目の浪人者にいたく感情移入をしてしまいますた。

三人目にありし男、 渋面つくりてものをも言はざりしが、 膝立て直し、
「 浮世には、 かかる難儀もあるものかな。 それがしは、身振るふまでもなし。
金子一両持ち合はすこそ、 因果なれ。思ひもよらぬことに、一命を捨つる。」
と、思ひ切つて申せば、一座口をそろへて、「 こなたに限らず、 あさましき身
なればとて、小判一両 持つまじきものにもあらず。」と申す。

この御仁は一応言い訳らしきものをしていましたが、世の中かかる難儀は
いっぱいあって、言い訳もせずにジット耐えている漢たちも、きっといるよ。
ほんとだってば!(希望的観測だけどね。)