4月20日(土)葭始生。変化について。

 薄晴れのち薄曇り。12.7℃~26.1℃、25%。3700歩。春霞つうか黄砂かな?夏日。

 

 思想の相対論について:

 すべてのものごとには良い面と悪い面があると、縷々述べてきますただ。変化にも同様の両面がありまふ。何かが変化すると、そこには必ず良い面と悪い面が発生します。

 一方、人間の性格にも両面があって、いつも良い点ばっかし目につく人と、悪い点ばっかしに気が付く人がありまふ。ま、バランスが取れているといえばそーでしょう。どちらにも良いとこがありますから。

 良いとこばっかし見れるひとは、人生を前向きに明るく生きれまふ。反対に悪いとこばっかし目につく人は、多少生き辛くかんじるでしょう。でも、前者が突発事故や天災に脆弱であることに対して、後者はそのような非常時への対処を怠りません。

 地球温暖化にも両面がありまふ。地球全体としては寒冷化よりもむしろ温暖化の方がメリットがありまふ。植物の生産性が増すからです。でも、局部的に見れば温暖化の悪いところが顕現する地域もあるでしょう。

 現在の世界世論は温暖化をただただ悪としか見ていません。こりはバランスのある見方とは言えないでしょう。変化を悪と見るか善と見るか。こりは人間性の本質に基づきますから、恣意的な文化習俗の力が働かなければ、政治勢力も保守と革新に分かれます。

 考え方が一方に偏り、善悪を峻別すると中世の魔女狩りのようになってしまいます。はたして現代の魔女狩りは何なのか?イロエロと考えて見るのも思想のバランスをとる上では極めて有効ではないのんか?と愚考する次第です。ジャンジャン

 

 

 

4月19日(金)穀雨。チャレンジスピリットは人類の最も高潔な性質か?

 少しくすんだ快晴。14.1℃~23.6℃、30%。3600歩。北西の風が強くて処々で自転車のドミノ倒しが見られた。春二番くらいかな?もう少し早ければ、壮大な桜吹雪が見れたのにね。

   都の新型コロナ定点把握:15週の1医療機関当たりの平均感染者数は2.42人(-0.88)と下降。インフルも2を切ったし、今週も東京は特に感染症警報は無い。

 

 裏腹シリーズ:挑戦の裏腹とは。

 社会進化論者に良く見られる傾向ですが、今現在まで残っている形質や文化習俗は進化の淘汰を受けてきたものだから良いものだっ!つうような論調です。すかす、進化っつうのは単なるエヴォリューション(進展?)くらいの意味で、人間の価値観からは中立なんすね、実際のところは。

 アフリカ発祥の人類も進化の淘汰を経て、世界中に拡散しましただ。こりは挑戦心のなせる業だろう?と思いますよね。ホモサピエンスの本性にチャレンジスピリットがあるのは確かでしょう。そーでなければ南米のジャングルから一歩も出なかったナマケモノみたいになって、人類の出アフリカはなかったと思いまふ。

 失敗しても、失敗しても、めげずに挑戦を続けるチャレンジスピリットは人類に科学技術文明をもたらし、生活を便利にしました。一回失敗するとすぐにめげてしまったら、これほどの発展はなかったでしょう。だがしかし、このすばらすい性質が裏の効果としてアディクション(依存症)を生じたのではアルマイト

 失敗しても、失敗してもめげずに、あらゆる手立てを尽くして勝負に挑戦し続ける姿は、まさにはっきりと申し上げて、チャレンジスピリットそのものではあるまいか?と突然思いついたので、斯く記すなり。タハハハ

 

 

 

 

4月18日(木)民主主義は古くて新すい。

 薄曇り後本曇り、夜に入って少雨。21.4℃~15.5℃、52%。黄砂で遠方春霞。だんだんさぶくなってきた。

 

 民意とは:時には自虐的なものもあり得まふ。

 民意とはナンダ?直訳すれば民(たみ)の意志かな?でも民つうのは集合名詞だから個別には特定でけまへん。

 つうことで、民意をはかる方法論が問題だすぅ。顔が見える範囲の時は比較的民意つうのは見えやすかった。アテナイでのデモクラシーの頃ですね。すかす、集団が巨大化してくると民意も抽象的概念にならざるを得ませんでした。

 それで民意をはかるイロエロな方法が考えられたが、どれも完全なものではあーりまへん。方法によって全く違った民意が現れるからです。投票方法にしてからが、瓦(かわらけ)に書いた昔から、現今の電子投票まで。また選出方法もイイ人選ぶのから、イヤナ人を落とすのまで、一人を選ぶのから集団を選ぶのまで、アルゴリズムもイロエロあってそれこそ千差万別なんすね。

 だから民意つうのは、その時その場での仮初めの民意であって、民意を絶対視して神様扱いしてはいけまへん。こりが多数決絶対主義者が陥りやすい弊害です。時折の世論調査なども参考にしながら、もっと柔軟に世論をはかるべきです。

 最近のKYODOによる世論調査によれば、裏金事件の解明不十分:93.3%、岸田首相も処分されるべきだ:78.4%、企業献金の禁止:54.4%、内閣は即時退陣:62.1%、などなどが示されました。政策を電子投票で決めればこれらの民意はあっという間に実現されまふ。

 だがすかす、民意つうのはポピュリズムにも通じるので、あまりに敏感に政策に反映させると振動が発生して不安定になるのは工学の示すところ。多少バッファーを噛ませて民意が安定する期間を置かないとダメなんすね。

 現今の政策立案過程で、余りにも民意から乖離した政策が強行されるのは、やはし問題だから、最先端のディジタル技術を活用して、バランスのとれた民意の反映法を検討すべきでしょう。これこそ民主主義の最優先事項だと思いませんか?なぬ!まず役所からスキャナーとファックスを無くせですと。日本のディジタル化は日暮れて道遠しかな?ジャンジャン

 

 

 

 

4月17日(水)春はあけぼの♪

 曇り時々晴れ、夜は雷が鳴るかも?16.5℃~25.5℃、52%。2700歩。黄砂が来たらしく遠方けぶる。最低気温も大分上がってきますただ。最近、早朝の空がしだいに明るくなる景色をじっと眺めてまふ。

 

 春だ春だ春が来たあああ:

 ようやく花粉も下火になってきて、春を楽しめる気分になりまひた♪東京の桜は終わっても、春の花はまだまだありまっせ♪今後はツツジに藤や牡丹などが一斉に艶を競いまふ。木々の新緑も生命力にあふれて捨てがたいですね。路傍のタンポポも微笑ましい。虫たちも陽気につられて一斉に飛び出してきまふよ。水たまりを見るとオタマジャクシの群れがウヨウヨ♪そのうちにケロケロケロロと鳴き出しまふ♪そろそろ新緑のフィトンチッドを浴びに植物園に行こうかな?そこは小学1年生の遠足でオタマジャクシを掬おうとして、池に嵌まった思い出がありまふ。僕は生命で溢れかえる春が大好きですぅ。いや錦秋の秋も好きだが、真夏の入道雲も大好きだ。生命がじっと息を凝らして潜んでいる冬も好きかも知れない。つまり四季がそれぞれの姿で現れる、日本の風土が大好きだということかな?

 

4月16日(火)土用。時折感情に振り回されてもじゃるまる。

 薄曇り時々または薄晴れ。15.9℃~23.4℃、52%。1100歩。朝方少し見えた富士山。遠方がかすむのは黄砂のせいかな?

 

 最近妙に悟ってまふ:俺も日本も世界も宇宙も、なるようにしかなりまへん。

 すべての意識は常に何かあるものに対する意識である。こりを意識の志向性(指向性?)と言ふ。(現象学)こういふ定義なら、意識はすべての生物に共通するとも言えまふ。生物は常に外界をスキャンしてそれに適応しようとしていますから。

 意識がヒトに特異的に生成されるという考えは、人間独特の驕りですね。多少洗練されてはいますが、ヒトの意識はイヌやネコと変わりません。外界に反応して自己の運動を決定したり、感情的反応を惹起するのはネコもカラスもヒトも変わりません。

 特に西欧人はこの驕り高ぶった思考が旺盛で、植民地時代にはアフリカやオーストラリア原住民を獣として狩りました。そして馬や牛のように使役しましたのだ。げに恐ろしきはヒトの驕り高ぶるココロと言へるでしょう。

 我らは神に選ばれた民である♪つうようなユダヤの選民意識は、他の民族を見下すので同じように危険だと言へまふ。俺たちは厳しい選抜試験を勝ち通して選ばれた偏差値選民である、なんつうのも同じですね。官僚や大企業に多いです。これらは人間の多様性や奥深さに気が付きません。アッチャー

 つうように考えると、自尊よりか卑下の方が百倍マシだと思いませんか?卑下は自分が苦しむだけですが、自尊は大勢の他者を苦しめます。本当は物凄く有能な人が卑下するのが持続性があってとてもイイと考えまふ。俺みたいなバカが卑下しても影響力がありませんから。ね、もじゃるまるさんへ?(玉虫の変な独白より)

 

 

4月15日(月)無理が通れば道理が引っ込むとは。

 今日も白っぽい快晴!14.0℃~26.8℃、31%。3300歩。夕方から南の風やや強し。夏日なり。どこかで季節外れの真夏日になったところもあるらすい。

 

 人口動態と経済政策:

 少子”超”高齢化社会が始まると言われて久しいですが、現在は実際に少子高齢化くらいには進行しておりまふ。

 この30年の経済不振も高齢化が原因であるという見方もあり得まふ。高齢化社会はどっちかつうと、チャレンジ精神が少なくなってマスカラ。もっちろーん女性や高齢者の活用、はたまた海外からの労働者雇用の実態がお粗末だったことも原因です。

 人口動態といふのは、戦争や大災害などの大きな影響がなければ、結構将来を見通せるイッシューの一つなんすね。つまり、かなーり早い段階から準備がでけるんだすぅ。それを怠って、高度成長期さながらGDPだ!成長だ!護送船団だっ!と旗振って、輸出企業、大企業の優遇政策を取ってきたのがアベノミクスの失敗だったと愚考する次第だすぅ。ザンネン

 税制でも金持ちに対する累進性が薄れて、所得格差がヒジョーに拡大してしもたのがアベノミクスだす。すると社会に余裕が無くなり、弱者を差別する風潮が生じまふ。これぢゃ国民に良いわきゃないよね。分かっちゃいるけど止められない!こりが現今の政治・経済・社会分析の結果だすぅ。マタマタ、ザンネン

 つーことで、社会の趨勢を厳しく観察し、それに合った政策を取らないと、とんでもないミスマッチを招来しますぜい。2050年の人口動態の報告が国立人口動態研究所から出ますただ。それによると、高齢者単身世帯が20%を超えるんだと。即ち5軒に1軒は老人の単身世帯になりまふ。単身世帯全体でも50%近くになるんすね。独り暮らしが社会のメジャーになるんすよ。世帯人数の平均も2を割り込んで1.92人になりまふ。

 このような人口構成が、かなーりの確度で実際に出現しまんや。わだすたちはもうあっちに逝ってますから、影響は今の40代以降の国民がもろかぶり。単身者への支援体制を今から考えて、そーゆー政党を育てた方がええんじゃね?とか、老婆心からつい口出しして、スマソ、スマソ。

 

 

 

 

 

4月14日(日)虹始見。思考実験は有効だが、はずかすい。

 薄く雲に覆われた白っぽい快晴!12.7℃~24.8℃、31%。4100歩。もうちょいで夏日♪半袖の人も見掛けた。

 

 すぐ図に乗るおっちょこちょいな人類とは:

 人類は大きな発見をした時は全能感に包まれて必ず大きなことを言いまふ。てこの原理がアルキメデスにより発見された時は「我に長い梃と支点を与えよ。されば地球をも動かさん!」なんてぶっ飛んでたしね。こりは全く机上の空論で、丈夫なながーい梃や星をも動かす支点なんてある筈無いですよね?

 つぎはニュートン力学が全盛の頃「我に初期値を与えよ。さすれば世界の全てを予測できる。」つうラプラスの魔を考えました。これも机上の空論ですが、因果的決定論の最たるものですね。今ならこの悪魔を、超巨大で超高速なコンピュータといってもええのかな?

 最近はAIの能力が上がってきて、いつか人類を超すだろうと舞い上がってまふ。すると心もシミュレーションでけるんだい!そしてAIの中に心を移植でけるんだい!つう輩まで現れ始めました。こりもそのうち神の怒りにふれイカロスの憂き目を見るでしょう。

 つうように人類はでっかい発見をするたびに舞い上がってしまい、なんでもできるんだと思い込んでしまう生き物なんすね。なんか可愛いけど少し見っともないですよね?特にいつも脳内で自然を操作している学者が、こうした妄想におちいるようだすぅ。

 相対性理論でタイムマシンがでける、なんつうSFもありまふねィ。量子力学的妄想はなんだろ?人類のことだからきっとなんかある筈だっ!

 「全ての数学の命題は可解である。」つうヒルベルトの夢はゲーデル不完全性定理で破られたし、自然数を論理だけで記述しようとのフレーゲの試みはラッセルの逆理によって破綻した。数学は情緒か、形式か?は今のところ前者が優勢かな?仮に公理化、形式化がでけたらば、自動証明なんつう神をも恐れぬ所業に繋がるから無理だしょ?

 おつむのイイ人はおつむに囚われやすいから、時折身体性や現実性に立ち戻る必要があるでしょう。ジャンジャン