10月24日(日)霜始降(初霜が降りる頃)。主観と客観の狭間にて。

 薄い筋雲の晴れ、夕方少し雲出る。7.9℃~19.5℃、35%。7100歩。秋の黄色い陽ざし。木々も染まり始めました。湾岸は相変わらず人多すぎ!

 

 感覚の多世界解釈

 「生物から見た世界」を書いたユクスキュルによると、生物はそれぞれの感覚器に沿った世界を見ているという。彼らはみんなそれぞれの環世界の中で生きているのです。モグラの世界、コウモリの世界、トリの世界、ゾウの世界、イルカの世界、サルの世界、ダニの世界、ミミズの世界、チョウの世界、・・・などなど無限の多世界があることになります。即ち、たった一つの絶対世界というものは無い、あるいは誰もそこにはたどり着けないということですね。これはカントの物自体(ディング・アン・ジッヒ)と似ています。

 一方人類に限っても、この世界の見方は各人ごとに在るといってもいいでしょう。楽しい世界、陰鬱な世界、不思議に満ちた世界、冒険の世界、怖い世界、・・・などなど78億人いれば78億の世界があるわけです。そう、この世界はあなたが今見ているたった一つだけではナインですぅ。どもども。