12月23日(日)乃東生(ないとうしょうず)夏枯草が芽をだすころ。

 概ね曇り、午後一時雨。9℃〜13℃、72%。年賀状だん。街に出かけたらマツコデラックスがロケをやっていた。デブってた。




 表裏一体とは:

 人間性の非常に深いところに「依存」があります。哺乳類は概ねそうですが、特に人間は無力で生まれてきますから、本性的に親に依存しないと生存できません。人間の中核である快を生む行動(食、性、愛、知、・・・)はドーパミンによって駆動されます。そしてこれがギャンブル、酒、ヤク、ニコチン、ランニングなどに粘着する原因でもあるのです。何事も善悪の両面性を持ちますから、イイとこどりってのはかなーり難しいんですぅ。愛とか正義なども良い面ばかりではありません。愛は憎しみを生むし、いじめ、ねたみの原因にもなります。また、正義同士の争いが大きな戦争を生むのは歴史の示すとーりであります。この世界の大部分は、良いものは悪く、悪いものはよいという諸刃の剣状態と思てたほうがエエでしょう。結婚なんかも幸福と不幸の両面がありますからねぇ。薬にも必ず副作用があるし、警察も時には冤罪を作っちゃうし、宗教も詐欺に使われたりと、もう世の中はしっちゃかめっちゃか!ま、こういう世界の実相を悟れば、おのずと「絶対!」という言葉を避けるようになるでしょう。


 そもそも乳児のうちは、自己も他者も未分明であって母と子は一体化してるんすよ。こりを「絶対依存」の状態と言います。going-on-being(続き行くもの)といって、心も愛も無い状態なんす。そこからprimary love(原初的愛)すなわちdependence(甘え)が発生し、これが満たされなくなると始めて自己愛があらわれ、いじけ、すねる、うらみ、ひがみ、いじめ、かみつき、などの他者との関わりが生じるんですぅ。これが他者愛、同胞愛、人類愛、世界全体への愛へと成熟するには、まだまだ時間がかかります。ま、一生愛が自分だけにとどまって、成熟しないままの人も大勢おりますが。タハハハ