相手を絶望的に追い込む書店主とか

この方とリトルやの氏の大分前のやり取りを読んだ。あまりに面白かった
ので、感想。漫才のボケ(ヤノ氏)、ツッコミ(店主)ってな感じ。
あー、5年前にさかのぼってリアルで見たかったなあ。リトル氏のメール
は要約だけになっててモノホンを読みたかったな。それでも面白トーク
の雰囲気は伝わってきます。脅し賺しに屈しない店主の極めて慇懃な口調
は相手をイラつかせるだろうな、などと感服。相手を研究者、文筆業と持
ち上げ自分は単なる読者の位置で立証は全部センセの責任だから、やられ
た方はたまらない。しかも論旨は絶対に店主の方が有利なんだから早く諦
めればいいものを、言を左右して泥沼に嵌まって行く、嗚呼無情!




とうとう最後は電話粘着にまで出て、それでも撃退されトホホホ。
だいたい文献の解釈だけなら論争にもなるのだろうが、数字を出したとこ
が敗因の原因。と悟らず無駄あがきってとこか。現代のように膨大な
データがそろってたって統計解析にはイロエロな解釈やトンデモが氾濫
してるんだから況や江戸時代をや。(閑話休題:ペタ(一千兆)といえば
グーグルも4ペタバイトのデーターを絶対計算しているらしいな。
Super cruncher と言う本に出てた。)




狭い世界の住人、学者とかには扱い難いのが多いですが、これは俺にも
経験がある。某有名大学の博士と共同翻訳なんかしたときにdiscontinueを
「断続」とか訳してるから、「これだと点いたり消えたりみたいで、中断
とか中止の意味に取れないんですが?」とコメントしたら、「いやcontinue
 をdisするのだから、続を断つで良いのです。」といって譲らない。
言葉って論理じゃなくって慣用なんだけどな、とか思ったがそれ以上は黙っ
てた。どーせ、誰かにまた言われるだろ。
分かっていても意地を張り、分かっていても止められない、つうとこは
共通傾向として確かにありますねぇ。また、河馬い合いでそれが許され
ちゃうからな。嗚呼!




ま、しかし世の中広くて、こういう店主も市井にいるから、研究者や文筆業
も楽な商売じゃありませんね。リトル氏も存外可愛いトコあるから、少し
トレースしてみようかしら。粘着ブリが並じゃないとこにも興味惹かれるし。
学歴とか肩書きにしか頼れない人々には実名主義者が多いつうのは、これ
また物の道理だよね。匿名、顕名じゃ威張れないもんな。嗚呼!




一方、この店主、現代物には関心なく古いものに興味があるようだが、トン
デモとかやらせTVの溢れた現代の世相にも切り込んでもらいたいな、
ギャラリー・フィーを払ってでも見物したいよ。正月は店主の過去ログで
も探って他の面白論争でも捜してみようかな。



いやいや、ネット世界も広いですね。興味は尽きません。では、おやすみ。