11月3日(金)文化の日、ブンカブンカドンドン、ブンカドンドン

 秋晴れ。12℃〜21℃、59%。日短し!




 文化の日講演会を聞きに行く:

 東京駅の丸ビルで「理研の百周年」を記念する講演会がありました。題して「日本の今後百年を展望する」だってYOー!理事長@松本紘さんのごあいさつ「科学道(育む、担う、集う)を突っ走る」の後、今後期待されるリーダーたちの3題話しですぅ。最初は世界で初めて新しいリンパ球を発見した茂呂和世さんの免疫とアレルギーの話し、次は日本のAI研究を主導する杉山将さんの日本が立ち遅れた現状とこれから立て直すお話し、最後が日本の理論物理を主導する初田哲男さんの、数学で知の統合を図ろうつう話しでしたあ。それぞれ大変奥深い話題をとても分かり易く解説してくれて、大変為になりました。

 最後の話は特に面白くて、数学という言葉で、宇宙の起源、元素の起源、生命の起源を統一して語ろうという試みです。一旦ある現象を数学により抽象すると、その構造が明らかになってイロエロな分野に敷衍できるんだって。
 ・「自然という書物は数学の言葉で書かれている。」byガリレオ・ガリレイ
 ・「神は全てを数と重さと尺度から創られた。」byニュートン
 ・「数学によって精密自然科学はある程度の確実さを達成することができる。」byアインシュタイン

 この方は量子論を使った「ゆらぎに対する安定性」の数式を網膜の色素細胞の配置に適用して成功を収めた。また2重中性子星の振る舞いをシミュレートして、重金属元素(金やウランなど)の生成過程を予言したりしています。この人は子供の頃、カメの研究をしてたんだって。なぜかと言えば、自分が鈍くさくてカメに親密感を持った為らしい。


 帰りがけに覗いたら、丸ビルの1Fで日本伝統工芸の展示をやっていた。この界隈の4つのビル(丸ビル、JPタワー、東京ビル、国際フォーラム)に分散して11月6日までやってます。ご興味のある方はどぞー♪ども。