7月26日(火)すべての起源はギリシャに存す?

 弱雨降ったり止んだり。23℃〜27℃、77%。7月に真夏日(30℃以上)がこがいに少ないのは極めて珍しいとか。





 古代ギリシャ文明とは:文化の坩堝ヘレニズム

 なぜギリシャが突然、歴史の表面に浮かび上がってきたのか?には諸説があります。一つにはメソポタミア文明古代エジプト文明に挟まれた田舎だったから(辺境論)というもの。もうひとつは初めての海洋民族であったからというものです。両方ともある程度当たっているような気がします。

 辺境は既得権者に回収されず、しかも最新の知識を吸収しながら、常に新しい展開ができるという利点があります。また、海洋を介した広大な交易圏は、色々な文化や色々な考えの坩堝として、常に新しい制度や芸術を生み出してくれます。半島を通して大陸とも繋がり、エーゲ海を介して地中海沿岸のイロエロな国々とも繋がっているという地政学的な環境が幸いしたと言へるでせう。ポリスという都市国家が並立し、色々な文化、制度の実験場だったことも可能性を拡げました。

 紀元前6000年から紀元前後にローマに飲み込まれる前まで、文化の中心を転々と動かしながら地中海世界を制覇し、アレクサンドロスマケドニア小アジア経由でインドまで古代世界を制覇しました。ではギリシャ的(ヘレニック)とはなんなのか?それは同じ神々を奉じ、同じ言語を話す文化集団なのれすぅ。

 今般、平成館で<古代ギリシャ展>が開催されています。仏国(ルーブル)や英国(大英博物館)の収奪にもめげず、ギリシャ各地の国立博物館(50以上もあるとか)から300点以上のレアものを集めて絶賛公開中だとか。吾輩も6千年の歴史を3時間に圧縮して、古代世界を覗いてみようと欲す。ルーブルもブリティッシュミュージアムも見たけど、それぞれ3日掛けても見切れない量だったぞい?でも今回のは濃縮されてるから、ま、イイかっ。どもども。