6月6日(土)芒種(穀物の植え付けの季節)

 晴れのち曇り。13℃〜23℃。過ごしやすい、つうか半袖の身には少し風がつべたい。


 しばらくサボっていたプールに行って、10本(500m)泳ぐ。子供たちが多いので早々に退散す。昼飯を食べたら、急に睡魔があああ〜ぁぁぁ。グ〜〜〜





 セキュア・ベースとは:仲間たちっ!

 安全基地ってのは、ものごとに挑戦するときの必須のアイテムで、これが無い人は保守的になりまふ。20万年ほど前のアフリカにいた新人類(ホモ・サピエンス)は、何回かアフリカからの脱出を試みたが、すべて絶滅した。そして約7万年まえにアラビヤ半島経由で脱出に成功し、現人類の礎を築いた。その時の支えは家族だったのですよ。小さなもの、弱いものを助け、みんなで仲良く未来に向かう絆。小さな者もその内にに大きくなって家族を支えるし、老いたものもその経験で家族を支える。しかし家族単位だけじゃ、ちょっと環境が変われば、絶滅しちゃいます。

 そこを救ったのが、婚姻関係で拡がった親戚に余裕があれば、家族の急場をしのぐことができます。でももっと大きな環境変動があると親戚、一族共々絶滅しちゃいまふ。自然ってのは斯くも厳しいものなんすねィ。そこで部族が集まって集団を作り、家畜や農作物を備蓄して、大きな環境変動に備えます。このようにして絶滅を耐え忍んだ集団が現人類なのですから、集団はドンドン大きくなって行ったのは、自然の成り行き。

 然るに現代日本はどーか?借り物の頭でっかちな個人主義の所為で、家族崩壊・親戚崩壊で独居が増えたと。これでは助け合いどころではないですよ。個人主義の発祥の地@欧州や米国では家族が健在である他、教会などが地域社会の保全を助けています。中国社会でも家族は社会の核であるほか、地域社会や幇(ぱん)の助け合いがありまふ。

 さて現代日本は挑戦へのセキュア・ベースってあるんでしょうかっ!学閥・門閥・師弟、親分子分なんて殆どホロンびちゃったしねぇ。せめて友人の助け合いでも残ってれば、幾分かの助けにはなるんでしょうが、偏差値受験でこれも壊滅状態。これはもう遅まきながら、街なかの有志によるボランティアな私塾を再興するしかないんですわ。国破れて同志有り、焼跡春にして草木深し、白頭掻いて更に短かく、銭ゲバ街に跋扈す。(杜甫ホ)