4月22日(日)大宇宙論と小宇宙論

 曇り夕刻から小雨、気温低め。




 本郷の方へ行ってきた。理学部の公開講演会、「広がる大宇宙と生命の小宇宙」って宇宙シリーズ。1.宇宙は加速膨張しているって話と、2.細胞内小宇宙を司る膜タンパク、さいごは3.小惑星イトカワはやぶさサンプルから分かってきたこと、の3題噺。

 1.宇宙の果ての超新星爆発の観測から宇宙は膨張していて、しかもそれが加速していることが分かってきたと。超新星爆発は普通の恒星の数十億倍の明るさで、恒星が数十億集まる銀河全体と同じ明るさになるからどんなに遠くても識別できるんだって。それが光って消えて行くパターンで最高輝度が理論的に分かり、それと実際に観測した明るさとの差でどれ位のスピードで遠ざかっているのかが測定できまふ。それによると宇宙はだんだん速度を上げて膨張しているのだあ!そして今後の予測は、後140億年後に最も近いアンドロメダ銀河と我らが銀がが合体して1つになり、1000億年後にはそれ以外の銀河はすべて遠ざかって見えなくなるので、我らが見える宇宙はたった1つの銀河だけに縮小してしまうんだあ!その残りは在っても見えないから無いも同然っつう空しさよ。嗚呼!それでその原因は何かっ?つうとダークエネルギーといふ位置エネルギーみたいなやつらしい。位置エネルギー(ポテンシャル)ってのも不思議ですよね。高いところに上るほどハイエネルギーだが登った本人は別に何も感じなーい!落ちて初めて分かるエネルギー。それじゃ地球から離れるほどハイポテンシャルになるのか?つうとそーでもない。なにしろ空間自体のエネルギーらしいってとこまでは分かった。力場が働くところにはすべて位置エネルギー在り!それは空間の力そのものなのれすねィ。それが全宇宙の74%を占めているのれすよお。22%がダークマターで我らが物質はたった4%だけなんだってYOー!

 てなことを聞くと、まだまだ何にも分かってねーじゃん!プ てなとこなんすが、分かってないことがわかるのも、これはこれで偉いことだとおもた。それで何人もノーベル賞もろてるしね。


 ありゃ、もうこんな時間か。ではしばしすんずれいつかまつりまふ。