12月28日(火)本年の脳活動のKnow活動の暫定取り纏め

 こんにちは。相変わらず冬晴れ。でも耳が痛くなるほど気
温下がらず。でも面倒くさくて大掃除進まず。諸々の清掃用
器具だけは揃えたんだけどね。年々怠惰になってくる。タハッ






 脳活動によって主観は計測でけるのか?


痛みを感じる、無視される、不当な評価を受ける、共感する
などでは前部帯状回(Acc)つうとこが活動する。例えば
彼氏に電気刺激を与えると、それを見て愛してるほどAcc
がつおく活動する。でもね前部帯状回が活動してるからその
人は辛いんだとは必ずしもならない。なぜなら単に計算してる
ときも、手に力を入れてるときでもAccは活動するからね。
つまり逆は必ずしも真ならず!でやんすね。この辺を意図的
に解釈して脳科学を似非する人は多いけど。






 例えば脳科学をマーケティングに応用する試みがありまふ。
嫌悪すると島皮質が活動する。
不安になると扁桃体が活動する。
共感すると前部帯状回が活動する。
でも、これらの脳領域は他の時にも活動しまふ。当たるも八卦
だから科学的な手法を用いたものが科学であるとは限りまへ
んぞえ。言葉にすれば嘘がある。でも脳は正直?サブリミナル
の潜在意識は?心が脳活動で読めるなんて、表情や仕草以上の
信憑性はありゃしやせん。いやいやもっとずっと少ないかも。
でも儲かるから、楽しめるから、夢があるから、脳から全てが
始まる方がエエよ♪→だったら科学とか「脳」とか付けるなよ
(怒)!っつう真面目なしとも時には散見でけますのだ。








 この意見には一理あり。現実の行動→→→脳活動だけど、
脳活動→→→こころぢゃねーもんね。プッ    でわ、何故
世界中で脳活や脳科学理論がかくも喧(かまびす)しく流行
ってるのか。それはね、
1.fMRI等の計測器の発達で誰でも脳の非侵襲性計測が可能に
なったから。毎年10万以上の論文が出て、書籍も花盛り。
2.脳内マップのカラーイメージで見た目の分り易さ。何でも
カラフル!色気満載♪
3.応用への期待先行。高齢化、老人学、教育問題、犯罪、
創薬、医療、健康、社会問題、なんでも解決、万能手段???
4.うんちく心理学+脳の絵による科学味付け。
脳と心、脳と発生、脳と進化、脳と・・・・・・だっはっは








 脳によく効くってなんだい?脳活動と成績は必ずしも比例
せず。だいいち羽生さんが良手さすとき脳はあんまし活動し
てまへんがな。
1.脳活動にイイ、ワルイはなーい!脳活動は行動成績からの
後付けのみ。
2.読み書き計算で前頭葉は働くから、前頭葉を鍛えれば→
創造性、コミュニケーション力がつく???
3.ジャンケンすると運動野が働くから→ジャンケンでピアノ
が上手になる???
つまり脳活動の部位なんて意味ないんじゃあ〜!だいいち同じ
脳領域が働いてても同じ神経細胞でわナインです。神経細胞
ネットワークが如何にして心の働きに結びつくのかの機序が
明らかにならなけりゃ、脳活動をマッピングしたって意味ナーシ!






 しかもですねぇ、脳活動の領域や色付けの強さは統計的な
閾値をどう取るかで幾らでも変わりまふ。無意味とは言わんけど。



 脳活動が安定してる時→リラックスか痴呆者かは分りまへん。
つまり、脳活動は良い悪いの判断はしないのれす。



 前頭葉は広範な心理活動で活性化されます。計算したって
漫画見てたって哲学してたってビーテレみてたって活動します。
でわビーテレみて前頭葉を活性化させてれば哲学でけるのん?



 ね、単純思考の極地でしょ?????







 でもね、真面目なしとと金権なしとはね、基礎科学の社会
還元を旗印に少しもメゲまへんがなもし。タッハ〜

1.不正確でも一般のしとに紹介するだけだからエエでしょ?
2.論文の分り難い記述より、画像を使った分り易い情報発信
は科学の普及に意味あるでしょ?
3.機序は分らなくても、結果的にみんなが努力するように
なればイイぢゃんかい!







 勉強したり記憶訓練で脳は大きくなるのか?ロンドンのタク
シー運転手の海馬はデカイとかいう報告はあった。期末試験
前後で頭頂皮質や海馬が厚くなるという報告もある。しかし、
脳の容量は頭蓋骨で決ってますから、どっかが小さくなってん
だろなあ?多分。→アホの浅知恵。








 ●脳で心が分るのか?
1.心理現象→脳の計測から、脳内地図→心、の因果関係は言え
ない。
2.量の違いにすぎない人間と動物の脳活動は等質か?
3.細かく分解された心は心と言えるのか。脳のプロセスと対応
しないかも。
4.1000億の脳細胞がミリ秒単位で活動している脳内を、2万
個の画素の2秒単位の解像度で解析でけるのか?
5.実験の状況設定は作り物、日常の心理との差をどう埋めるか?
6.統計的処理の妥当性。集団と個人の違い。100人の平均脳
活動から個人の心の働きを分析できるのか?
などなど。





 細かいいちゃもんは幾らでも付けれるけれど、この脳という
ブラックボックスの中でココロが活動しているのは確かなんす
から、なが〜い目で暖かく研究を見守る寛容さも必要ではある
と、今年は結論しときます。ではでは、来年も脳によろすく。