9月13日(木)鶺鴒鳴(セキレイが鳴く頃)、うつうつと鬱を語る。

 薄曇り時おり陽ざし。19℃〜27℃、63%。あ、あ〜エンゲルくんに叱られるぅ。野菜が高い。お肉も高い。お魚も高い。食品はみんな高い!





 鬱は脳の風邪(機能障害?)なんです:だから必ず治るはず。


 我が国のうつ人口は500万人を超える勢いにて、近じか1000万人に至るであろう!と識者は予測しております。こりは診断精度の向上とともに、ストレスフルな社会構造も影響していると思われます。しかして、その経済的な損失はガンや血管障害を遥かに上回ると。

 すかす、その治療法は遅々として進まず、寛解に至るのはわずかに1/6と言ふ。こりは同じ鬱といっても、その原因と症状が千差万別で、診断と治療も多岐に渡るからです。

 最近、安静時脳機能結合(rs-fcMRI)と言う手法でニューロフィードバックを行う新手法が注目を集めております。脳活動はもともとDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)つう、何もしないでボーっとしているときにも活動している回路が、極めて重要な働きをしていることが分かっていました。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」っと5歳のチコちゃんは叱りますが、ホントは時にボーっとした方がエエんですね。

 この手法は、ボーとしているときの脳内140の領野を結ぶ1万以上の結合強度を、fMRIとAI(人工知能)を使って調べ、ストレス脆弱性のある人の特徴を抽出しました。約12個の結合が鬱状態と同期し、これを鬱マーカーとして使えることが分かりました。そして鬱に対するイロエロな治療を実施した後、fMRIにてこの鬱マーカーを観察し、治療にフィードバックします。

 やはしどんなことでも、やりっぱなしでは効果が上がりません。フィードバックと言う工学的な手法が治療にも効果を発揮した素晴らしい例だと思いまふ。ゾヨゾヨ


 主観的な脳活動を、客観的に科学するってのは、原理的に矛盾するとか思て、極めてハードなプロブレムだと考えておりましたが、脳内の結合変化を自分で観ながら、自分で自分の主観を変化させていくって、主観の科学の客観的な探究にも資するかもしれませんねぇ?ホムホム