6月21日(木)夏至でげす。抽象概念とは信心なり。

 曇りがち。19℃〜24℃、86%。プールだん。

 今日は昼間が一番長い日で約15時間、夜間は残りの約9時間です。すかす日の出が一番早いのは1週間前で、日の入りが一番遅いのは今日から1週間後とすこしズレてます。



 サッカーとは:技術とスペースと一瞬の芸術である。

 大迫パナイつうのが再流行してまふ。本田ー大迫ゴールの藝術は、2011年の宮間ー澤ゴールの再来か!と国民を興奮のるつぼに放り込んだ。事前の予想は3戦全敗が多かったから。すかす、VARが取り込まれたとはいえ、審判の判断に大きく左右される状況は多々ありまふ。でも、運と実力の織りなす世界がサッカーだと思えば、これも人生と同じ。今後仮に成績が振るわなかったといって、無碍に扱わないでほすいですぅ。翔平やマーくんが故障者リストに入った代替えじゃ、あまりにーも可哀そう。やはし、成績が振るわないからと言って、見放すようでは、ホントのファンではありまっしぇん!ね、佑ちゃん





 普遍とは:

 日本が西洋から貰ったものは極めて多いでげす。(代わりに失ったものも多いけど。)抽象概念で言えば「普遍」ってのが一つのキーワードですね。付随して「人権」とか「自由」とか。これらは幕末から明治にかけての一大文化ショックでした。

 普遍とは、universalの訳で、一つの(uni)方向を向く(versus)が語源となります。デカルトライプニッツを経て、カントがアプリオリな普遍性の定式化を試みました。ここに定言命法などのカント倫理学に結実したと。普遍的な人権や普遍的な道徳などです。すかす、これらの普遍性を、異なる文明に押し付けるという弊害もありました。

 普遍性(unversal)から派生したものに、公共性(common)と画一性(uniform)があります。前者は政治分野の概念で、仲間内での普遍を表し、後者は経済分野での概念で、グローバリズムなどに結びつきます。それぞれが個と個のコミュニケーション、他者との出会い、異文化との対話という難しい問題を背負っておりまふ。公共性(共通性)においては、コミュニケーション・チャネルの細さの問題、画一性においては、アイデンティティ・コスト(お互いに分かり合うために自分が変わらねばならない)の問題がありまふ。

 特に「人権」に関しては、ヒトとして生まれながらの権利であり、義務とは切り離された、未だ実現されていない権利、という意味で、ネガティブに普遍であるという認識が大切です。乃ち、要求し続けるプロセスに付けられた概念であーる。ま、今の世界情勢の中でも、一番問題を起こしがちな概念であります。

 普遍において、結果よりも生成される過程が大切であるということは、イロエロな事象で良く見受けられることです。ま、人生そのものと言ってもイイでしょう。「制度(institution)」というのも、そんなものの一種でしょうか?何となく皆が信じていること、共有されている予測(shared belief)というものが制度の核になります。上から強制された制度は普遍性を欠き、長続きしません。社会の変化により制度がグラついてきたら、新しい均衡点を探ることが大切です。そのばやいも無理は禁物です。比較制度分析などパラメータで介入するとイイでしょう。制度は歴史的生成物であり、じっくりと育つのを待つのがええでしょう。したり顔で介入し、決して制度設計などと威張ってはなりません。ドンモドモドモ