5月9日(木)春の日の戯言

 細雨しとしと後曇り。10℃〜14℃、76%。今日もさぶい!

 ゴーヤーが終わってから、ベランダに関心を失い、冬中あんまし水をあげなかった匂いゼラニウムは、ほとんど枯れかかってましたが、ピンクの花を咲かせてアピールしてたから、水やりを始めた。すぐに新芽を伸ばし、効果が出て嬉しい♪





 英雄伝:

 ガーイウス・ユーリウス・カエサルが初めて財務官に当選し、ヒスパニアに赴任した時は既に30歳を過ぎていた。ここでアレクサンダー大王の像を目にした時、「アレクサンドロスの年齢に達したのにも拘らず何もなしえていない」と嘆いたと言ふ。アレクサンダーはマケドニアの王子として生まれ、青春期には学友と共に、哲学の祖アリストテレスの薫陶を受けたと言う。長州人の松陰のようなものか?18歳で初陣しギリシャを統一した。20歳の時に父が暗殺され王位についた。その後、22歳から晩年の32歳までの10年間、オリエントの統一のため戦陣で暮らしたと。最後はバビロンで蜂の武蔵に刺されておっちんでしまいました。

 アンビシャスなカエサルは、この事績を生涯の目標にしていたと思われる。ガリアやエジプト、シリアを征服し英雄として凱旋したが、最後は暗殺されてもうた。享年56歳?

 アンビシャスなナポレオンも30歳でエジプトを征服したときに、アキレサンダーの事績に接し世界征服の野望を抱いたと言ふ。その後、ヨーロッパ各地を荒らし回り、ロシアで冬将軍に敗れたあと、単独で逃げ帰って信望を失い没落した。享年51歳。

 こう見てくると、アンビシャスな若者はだいたいアラサーで野望を抱くもんなんすね。気力と知力と体力が一致する頃♪・・・でも今はそんなに体力に重きを置かないから、アラフォーでもイイかもね。ふふ


 アンビシャスな者は早死にするのか? 斯く言うわだすも、「何者にも成れぬまま20歳を迎えてしもたよ。」と嘯(うそぶ)く、夜郎自大な若輩ではあった。それで35歳の時に死に損なったが、生還した。残りの人生は、貰いもののようなものだ♪ふふふふふ


 つうところで、遺跡を点検するに、アレクサンダーはその名を各地の都市名に残しているが、墓の場所は定かならず。アレックスくんとか人名では人気があるようでがんす。カエサルくんは暗殺されただけに、その遺灰は雨に流されテヴェレ川に消えたと言ふ。墓は無いが、暦や文学、歴史にその名を残す。ナポレオンはその死後幾多の評価変遷を経て、今はパリのど真ん中@廃兵院(アンヴァリッド)に眠っている。

 ま、時に苛斂誅求なことはしますが、概ね寛容であったというのが、この三者に共通する資質ではなかろうかと愚考する次第ですぅ。人は石垣、人は城!どもども。