4月22日(日)新たなエネルギー技術の可能性

 白っぽい晴れ。14℃〜28℃、34%。花粉少ない。夏じゃ夏じゃ♪半袖の人が多いですぅ。



 漆黒の闇とは:

 この間行った地下仏殿にはところどころに漆黒の闇が配置されていましたが、現代では夜でも明るくて、こういう闇を余り体験できません。昔は新月の夜に田舎道を歩いて、懐中電灯を消すと、このような闇を体験できたものです。光の無い世界ってホントに怖いんですよ。何かに触っていないと歩けないし、鼻をつままれても分かりません。周りの空間から距離感が失われて、真黒な延べたんになった感じです。

 海底でも200mを越すと、もう光はほとんど届きません。1000mを越す深海では光はもう全く届かず、漆黒の闇の世界です。しかしここが生命の起源ではないのか?という説が有力です。海底から熱水が噴出する深海熱水噴出孔ではチムニーという煙突状の堆積物ができて、この堆積した硫化鉱物と熱水中の硫化水素が天然の燃料電池を構成していることが分かりました。

 この電気をエネルギーとして微生物が繁殖し、それを食べるゴエモンエビがびっしりとチムニーに張り付いています。ここに太陽エネルギーではない地球自身の電気エネルギーを用いた生態系があることが分かりました。海底の電気を食べる生物たち!漆黒の闇には、こんな生物たちが蠢いていたのです。そしてこれが原初の生物の起源だったのではないかと目されているんですぅ。太陽によらないで、電気で生物を培養できれば、これは安定した一つの食料源にできるかも知れんですね。ウハウハ