7月28日(金)土潤溽暑、土の湿り気が蒸発し蒸し暑い頃。

 曇り、ときおり陽ざし。23℃〜31℃、62%。プールだん。


 優しいこころ、のち怒りわく:かっこいい言説は、すなわち危うし。

 障害者の家族は不幸?「亜由未が教えてくれたこと。」というNHKTV番組のビデオを見た。目が真っ赤になるほど涙が出たが、なんか優しい気持ちになりました。ども。「何の役に立たなくてもいい、ただそこに居てくれるだけで幸せだ。どんなに苦労しても、その笑顔を見ると幸せになれる。いや、笑顔だけでは無くて、泣いたり、嫌がったり、怒ったりする顔を見ても幸せだ。」・・・それがホントの愛だと思った。

 別に障害者じゃなくても、グレたり、犯罪者になったり、人に迷惑をかける子供になったりしても、親だけはその子を心から庇うと思うんだ。いや、時にはそうする余裕のない親もいるにはいますが。あの19人を虐殺した殺人鬼にも親はいるんだろうな。・・・こういう人が居るのは分かる。あの哲学や文学、音楽などの芸術の花が開いたドイツでも、役に立たない奴らは生きてる資格なしとして、精神障害者ガス室に送ったところから、ホロコーストは始まったと。

 これは功利主義が行き過ぎて優生主義が主流になったからです。役に立つ立たないというのは勿論価値観に依存しますし、今ここで一見役に立たないように見えても、後で物凄く役に立つと言う例もたくさんあります。それが多様性を重んじ、功利を軽々に判断しないという基準です。・・・精神障碍者虐待は、そのうち身体障碍者におよび、役に立たないとされた傷痍軍人にまでおよび、政府に批判的な人にもおよび、ついには、我が国の役には立たないとされたユダヤ人の大虐殺にまで及んだのです。偏狭狭隘な思想の行きつく先はこれです。。。

 元々生物は生まれて、成長し、成熟し、老化して、消え去るものです。歳をとれば誰でも障害者にならざるを得ないのです。障害者虐待は天に吐く唾のようなもので、必ず自分に返ってきます。・・・「いや、もれは役に立たなくなったらじびんで氏むもんね!」とか粋がってる奴らは、必ず生命に恋々としますよ。特攻作戦を始め、無謀な作戦を煽った参謀本部軍事官僚の大半は生き残って天寿を全うしとりもす。嗚呼、この世はかくありしか!ザンネン