薄曇りときに薄晴れ。21℃〜27℃、70%。南風やや強し。プールだん。
麦秋というと小津映画を思い出します。最近のドラマでは、やたらと長い題名が流行ってますが、余韻つうのが感じれません。
毒と薬とは:毒にも薬にもならん、の否定であーる。
公園の管理事務所で、「身近にある有毒植物」って冊子をもろてきた。植物由来の薬品ってのは沢山あって、小石川植物園(小石川養生所?)などでは、江戸時代から薬草を栽培してました。すかす近年、野山や道端に生えてる食べれそうな植物を採集して食事に供する行いが流行って来て、その毒性にも注目が集まりました。
元来、薬か毒かっつうのは人間基準でして、植物にとっては生きるために必須の代謝物なんすね。良いも悪いもありません。昆虫とか鳥とかの共進化で発達した代謝物もあります。(猫にまたたびなっんてのは、偶々の偶然だとは思いまするが。)しかして、その根や茎、葉っぱなどが食用植物とソックリソックリな有毒植物もたくさんありますのだ。この辺りは知ったかブルと命に係わります。
全国でこの12年間に約30種の有毒植物により起きた中毒は250件を超えるですよ。ニラと似たスイセン、ギボウシと似たバケイソウ、ヤマイモ・ゴボウに似たチョウセンアサガオ、ギョウジャニンニクに似たイヌサフラン、フキノトウに似たハシリドコロ、サトイモに似たクワズイモなどが有りまふ。素人にはちょいと見で全く区別が付きません。花が咲くと歴然と違う植物なんすが。実が似てるというのは、八角とシキミ(有毒)でやんすね。お茶にするにはジャスミンとカロライナジャスミン(有毒)に注意を要する。食べれるんだけど調理法に注意を要する部類もありんす。ジャガイモは芽や緑皮に毒があるので取り除く、ギンナンも何十個と食べると中毒するし、白インゲン豆は良く煮ないとレクチン中毒になりまふ。また栄養価の高いモロヘイヤも種や莢には毒があるので要注意!
最近は自然食品がブームですが、天然・自然と言っても有毒があるということは、心に留め置かるべし。身近な有毒植物でも200種はあると言われてマスカラねィ。そーいえば、ジャングルで生き延びるには木の実や葉っぱではなく、根元を掘って昆虫の幼虫を食べるのだっ!と言ってた学者がいましたが、未だその真贋を知らず!ど、どもども。いや〜、自然界つうのは本来リスク満載なんですぅ。