4月4日(火)清明(天地の気が満ちて、万物が清く明らかになる頃)にて生命に接す。

 快晴!6℃〜16℃、58%。花粉多し。上野方面に進出す。賑やか也!







 芸大陳列館にて陳列せしアートあり:Seize the (Uncertain) Day・・・(不確かな)今を生きろ!

 本陳列館は1929年に建築されたコンクリート造り2階建てにて、一階は側面からの自然光で立体作品を、2階は高窓からの拡散した柔らかい光により絵画など平面作品に適した展示場になってまふ。今回は1回が夜、2階が朝・昼の展示、階段がそれを繋ぐ断層というコンセプトで、日常の不確かさをキュレートしています。

 まづ篠田太郎の大きな月面の運行による時間の切り取り!島田清夏が捉えたモノクロ花火のネガ画像に土胆を抜かれます。アラーキー他の作品も、闇に潜む時間の不確かさを表現します。

 さて中層は百頭たけしの都会の断層。見られることを意識されていない風景、廃棄物や廃材、建築現場など普段の文脈から外れた場所に生じる新たな文脈を重層的にとらまえる。

 2階に上がるとそこは朝、日常の確かな光に照らされるそこにも、生と死の不確かさは散在する。ジョイの作品は福島原発のすぐそばに埋めたフィルムの現像、黄、紫、緑のグラデーションは禍々しくも美しい。久門の円形スロープは永遠の輪廻を表わし、城戸みゆきインスタレーション「I don't remember what I forgot.(忘れたことさえ覚えていない。」は宙に浮かぶ無数の瓦屋根(紙で折られた)が微風でさざめく風景を、確かなもの(家屋)が不確かなものと示唆して、不思議な感覚を誘い出す。(18人が出展す)

 記憶に留まったものだけを記したが、潜在意識に蓄えられた印象は、確かに不確かなその日を、まさに今を生きろと伝えています♪これは明日まで。MOTが再開したら、また展示されるかもね?長谷川祐子さん???




 上野界隈は今日もお花見の最盛期にて、老若男女、内人外人こぞりて花を愛でおりしかば、こころ浮き立つ心地ぞする♪
 足を谷中方面に延ばしたりせば、そこには元風呂屋と思しき館あり。銭湯オタクの我なれば、いずくんぞ入るべけんや♪そのギャラリーでは「LIFE(complex system)」つう宮島達男氏の最新作展示あり!彼の人はディジタルで生命の複雑さを表現したり。今回はシン・池上モデルつう電子基板を用いて、自分を取り囲む八方のソンザイとインタラクションしながら偶有性にて駆動されたる各自の人生を歩むと。こりゃまた楽しからずや♪♪♪


 It keeps changing! It connects with everything! It goes on forever.(それは、変化し続け、あらゆるものと関係を結び、永遠に続くものなり♪)