9月17日(土)立待月、玄鳥去(ツバメが南の空に去ってしもた。)

 薄晴れのち薄曇り。22℃〜29℃、73%。





 古代ギリシャ展:時空を超えた旅

 気が付いたら19日に終わるので、上野に行ってきました。本邦初公開の古代ギリシャ名品を300点以上、紀元前7000年からローマ時代までを8章に区切って展示しています。1.エーゲ海文明、2.ミノス文明、3、ミュケナイ文明、ここまでが前ギリシャの新石器、青銅器文明です。4.アルカイック時代、5.クラシック時代、6・古代オリンピック、ここまでが古代ギリシャ全盛期です。7.マケドニア王国、8.ヘレニズムとローマに引き継がれていきます。

 前期は抽象的な石像や色鮮やかな海洋文明などで、日本の埴輪に似たような顔もありました。古代オリエントやエジプトとの交流で次第に洗練されて行き、人体を自然に優雅に表現したギリシャ彫刻に結実すると。そしてアレクサンドルの東征とともにインドまで拡がり、その美は古代ローマに引き継がれました。更にギリシャ芸術はルネサンスで復活し、現代にも大きな影響を与えていると。ここまで9000年の旅でしたあああ!

 やはり文明というのは常にその中心を移しつつ、周囲の影響を取り入れて精緻になり、成熟して行き、滅びると。そして暗黒期を経てまた復活するんですぅ。やはし永続する藝術というのはグローバルであって、かつローカルなものをその都度包み込んだものなんすねィ。たぶんこれだけ大きなギリシャ展は当分ないと思うので、思い出してえがったっす♪この後、長崎、神戸と回って、来年の春には故郷に帰るようでげす。いや何千年も前のエーゲ海の逸品が眼前にある!と思うだけでも、ハロー効果でかだらが震えてきまっせ。

 帰りに本館を覗いてみたら、アルカイックスマイルの仏像が沢山展示されてました。これも極東の外れまでギリシャの影響なんですねぇ。ふむふむ。




 噴水広場では、東京オリンピック2020の応援イベントをやってました。でっかいパブリックビューイングでの中継や横幅30mもある体感型映像シアターなど盛りだくさん。太鼓やダンス、合唱などのパーフォーマンスや屋台などもあります。


 動物園前の道路では、ジャグリング・パーフォーマ―(SUGAR@佐藤さん)が見物客を100名くらい集めて大盛況♪たまに下町にくるのもエエもんだす。ども。