7月15日(金)桃が熟す頃(いやこれは二十四節季にも七十二候にも入っていませんが)

 雨昼頃一時強し!午後止む。21℃〜24℃、89%。




 久しぶりに銭湯の旅:

 新宿御苑前駅に集合し、近くの太宗寺を見学す。ここは新宿の領主だった内藤氏の菩提寺で新宿の名刹の一つです。江戸の出入り口を守護する6地蔵尊の1つがありますが、閻魔堂や奪衣婆、当麻寺曼荼羅などがあって今日が年1回のご開帳の日なのです。百円払って参観していると、突如豪雨に襲われたのは日頃の行いのせいなのか?いやいや閻魔様の大バサミ(2mくらいあったでよ)で舌を抜かれるのは、政界方面に多々おじゃるのではなかろうか?

 新宿南口方面にミシュラン星が輝く和食店があると聞いて、直ちに転進す。昼時なので待ち時間長し。和定食(税込み千二百円)を食すれば、これがまた極めて美味なり。一同満足して、次なるターゲットを末広亭に設定す。古典、現代落語、漫才、手品、声色など出し物多し。川柳川柳師匠の歌声落語が極めて辛辣で面白かったです。この辺は昔詳しかったですが、大きく変わった所と、あんまし変わらないところが混在してますねィ。

 次は小田急を利用して、メンバーの1人の故郷なる祖師谷大蔵方面に進出す。ここの祖師谷温泉が料金はワンコイン弱なれど、極めて優れもの。黒湯の天然泉や絹風呂、電気風呂、ジャグジー、サウナ、プールなどが充実しています。約1時間、全ての風呂を堪能した後、ケーキの名店(ここの桃を丸ごと使ったももちゃんケーキが極めて上品で美味しかった)で反省会を催してのち解散したり。天候は激変したれど、今日も好日なり。どもども。







 無差別虐殺の悪辣性について:

 無差別に一般市民を虐殺するテロは、赦すべからざる人類への極悪なる大罪ですっ!「汝殺すなかれ!」ってのは殆どの民族の根源的な規範であった筈です。かろうじて極めて例外的に、生物としての生存原理から、自分たちを殺しにきた者どもには反撃することは許されると。

 近年、このような人間としての道徳崩壊、倫理崩壊がなぜ多発するようになったのか?・・・その遠因は、二度の世界大戦においての力の原理、即ち自分たちの正義を実現するため、勝つためなら老若男女、赤ちゃんまで無差別に殺戮してもイイのだっ!つう原理が未だに否定されていない為です。

 そして富める国、科学技術が発達している国は、空爆やミサイルなどの大量破壊兵器で相手の兵士どころか無辜の民まで無差別に殺戮しています。その数は何十万人に及びます。その反作用として、貧乏な国の青年が自爆で無差別殺戮に走る行為が発生し、しかもそれを咎める倫理的な基準が自らの行為によって崩壊しております。

 少しメタな立場から、この惨劇を眺めれば、どっちもどっちという極めて曖昧な結論しかでてこないでしょう。だってこの理屈を容認する立場(相互無差別攻撃論)からは、相手を皆殺しにしなければ収束しないからです。「自分たちは正しい行いをしているのだっ!」という意識を「自分たちは止むを得ず卑劣な行動を行っているのだっ!」と言う風に変えないと、レミングの群れと変わらないでしょう。まず米国に「都市無差別爆撃と原爆投下は人類悪だった」と反省することから始めて頂きたいです。ども。