12月28日(月)もうガッコなんていらんのかもねぇ?

 冬晴れ。3℃〜9℃、42%。暮れも押し詰まってきたら、気温も一桁で大分冬らしくなってきますた。今日はお籠りで本を読んだりテレビを見たり。






 生物と数字:

 フィボナッチ数列というのがあって、1,1,2,3,5,8,13、・・・と前の二つの数字を足したのが次の数になります。このフィボナッチ数が生物では良く見られるんすね。巻貝の螺旋とか、ヒマワリや松ぼっくりの種の配列とか、あるいは茎から生える葉の並びとか。何らかの機序や原因があるんだろうけど、葉っぱの場合はお互いに重ならないから、日光を浴びる効率が良くなります。そー言えば、素数ゼミつうのもいて、幼虫が地上に出て成虫になるサイクルが素数のものが多いとか。これも出てくる年が重ならないような工夫だとか。でも植物や虫が工夫しているとも思えないから、何らかの遺伝上の機序があるんでしょうね?

 さて螺旋に戻ると、パイナップルの実の模様も螺旋になってます。しかも右巻きと左巻きが重なった形でらせん状になっています。このような構造をボルトのネジ山に応用した天才技術者が出現しました。道端ジェシカぢゃなかった、道脇裕氏ですぅ。若干37歳で数々の発明を成功させたヴェンチャーです。しかも小学校時代から学校はぼくに合わないと休学し、全て独学で勉強したと。エジソンみたいな天才ですねぇ。

 この左右巻きボルトに右回しで締め付けるナットと左回しで締め付けるナットを取りつけ、両方が締め終わったときにナット同士がロックする構造を考え着きました。ロックされてナットが一体化してしまうと、もう右にも左にも動きませんから、絶対に緩まないボルトナット構造が完了します。ギリシャ時代からの螺子の歴史上初めての着想でした。これがロケットや橋梁などの色々な構造物、眼鏡への応用など、分かっているだけでも数千億円の市場規模なんだと。更に新しい応用を考えれば1兆円以上になるかもしれんから、イロエロなベンチャーキャピタルから提携打診が引きも切らないとか。

 このしとは純粋に技術的、論理的着想でこの発明を成したようですが、虚心に自然界や生物群を眺むれば、意外な着想が訪れるかもよ!ハレハレ