11月21日(土)ケンコー・セミナーにゆってきただ

 すっきり晴れ、午後から少し雲が出る。10℃〜20℃、51%。




 ちょっと為になる話し:恒常性とは

 生命体ってのは、中々しぶとくてすぐには毀れません。恒常性ってのがあって、常に復元しようとしてまふ。脳にしろ内臓にしろ血管にしろ、徐々に悪化するときには、必ずその補償手段が働いて、致命的なことにはならないんですぅ。すかす、急激な悪化にはその代替え手段が追い付かず、氏んでしまうんだす。

 例えば、心臓には3本の冠状動脈が付いていて、その内の1本が詰まっても、それが徐々に起きるなら他の2本の動脈から伸びた血管が、詰まった動脈をカバーするんだす。良くできていますよね。2重の安全措置が組み込まれているんですぅ。一方、少ししかプラーク(油脂汚れ)がない冠状動脈の血管内壁にちょっとした傷がつくと、そこにはアッ言う間に血小板が集中して、完全に詰まってしまいます。すると他の冠状動脈からの応援が追い付かずに、心筋が停止してしまうんだす。

 それゆえ、プラークで25%が詰まった血管と、95%も詰まった血管とでは、前者の方が致命的になりやすいんだす。なぜなら95%も詰まってる方は事前に他の冠状動脈からの応援血管網がでけてますが、25%しか詰まってない方はそんなリカバーがでけていないんすね。それに95%も詰まっている方は、息切れや動悸など自覚症状があって注意をするんですが、25%しか詰まってない方は自覚症状もないから暴飲暴食を続けてまふ。そして、ある日突然、心臓が止まってしまいアボーン!

 心筋梗塞とは、正にサイレント・キラーなのです。密かに忍び寄ってきて、確実に音も立てずに倒してしまうと。これは防ぎようがなーい!ただただ常日頃の節制しかあーりまへん。腹八分目に、節酒・禁煙と!どもども。


 脳や他の臓器の動脈も、おんなじような経緯を辿りますから、循環器系障害は症状が出る前に知識で防ぐ病だとい言へるのですっ!キッパリ