8月13日(木)寒蝉鳴(ヒグラシが鳴きはじめる頃)にちと小難しい備忘、カナカナカナカナ~♪

 概ね曇り。朝の内雨、午後一時日差し。不安定な天候。26℃〜29℃、76%。気温は低いが蒸っし蒸し。





 ネタ:種

 今、ミナトカモジグサの種が熱い!イネ科の食物増産やバイオマス資源としての利用などで、イネ科の基礎研究(蓄積代謝物の増減や、低温、高温などの各種ストレス耐性など)が盛んですぅ。しかし実際の作物は生育速度や大きさが実験に適していないため、より小さくて実験しやすいモデル植物の開発が急務でした。そこで出来たのがミナトカミジグサです。この種を各種植物研究所に配布中であるとか。植物研究も世界的な連携が大切なのですね。






 網羅的解法とは:

 ルービックキューブという正6面体、のそれぞれの6色の面が3x3に分けられ、各行と列が自由に回転できるようになった玩具がありまふ。これをグチャグチャにしておいて、元の各面を同色に戻すには最大何手を要するのかっ?つう問題がありました。色々なアルゴリズム(操作手順)が考えられて、その上限の数は52手から22手まで、約30年かけて減少してきましたのだ。すかすその22手ってほんとに最少なのん?って疑問が常に持ち上がりました。

 そして数学者のチームがgoogleのコンピュータを使って、、ついにそのゴッド・ナンバーを突き止めたのれすぅ。その数は20手でした。数学的に言えば、ルービックキューブのあらゆる回転の数は、4325京2003兆2744億8985万6000通りあります。これだと現行のコンピュータでは何億年も掛かってしまいます。解決のキーポイントは、ルービックキューブを解くという大きな問題を、22億1709万3120個の小さな下位の問題に分けたことですぅ。これにより1週間くらいで解くことがでけたんです。

 この解法はコンピュータで、網羅的にあらゆる場合分けをして、実際に計算して解いたものですから、人間には理解できないランダムな手順です。でもどんなパターンからでも20手以内で元の6色6面体に戻せます。あと30年もすると、コンピュータの性能も飛躍的に上がり、このような問題が1秒も掛からずに解けていまうと。でも人間には全く分からない神の手順なんです。あらゆることが訳も分からず自動的に解決されてしまう。そんな世界がすぐそこに迫っています。さー、人間はどーするのかっ!ドヨーン

 参考:数学者ガロワが群論つうのを考えたんですが、この元が代数方程式の解を入れ替える手順の集合である置換群でした。ルービックキューブアルゴリズム的解法も置換群の性質を調べることでしたが、これもコンピュータによる神の手には敵わないと。