4月17日(金)イワンの馬鹿もトルストイから?権力欲や金銭欲もバカには敵わないと。

 晴れのち不安定な雲行き、夕方一時雨。14℃〜23℃、62%。





 最後に勝つ者は?:しんがりの思想

 日本で革新的なリーダーを求めると、まずそれは戦国時代の織田信長でしょうねぇ。伝統に縛られず、楽市楽座での市場活性化や、鉄砲など新戦術の採用、情報や技術の重視、実力主義の人材登用などなど現代にも通じる先進性がありまふ。(但し育ちの影響か、ちと残虐だけどね)

 一方、同時期に信長配下で活躍した秀吉や家康は、信長絶体絶命の袋の鼠@金ヶ崎の撤退戦で共にしんがりを務めた。落ちこぼれる部隊無く、全軍を無事に帰還させ、その後の挽回に繋げた。「リーダーなどいらない!今は全体をみながら、不調になった仲間を後押しするしんがりを務める人間こそ必要なんだっ!」と臨床哲学者@鷲田清一さんは言ふ。前大戦でも日本は撤退戦が出来ないで処々惨禍を招いた。これはリアルな現実よりも、イデオロギーが先行したため。美し過ぎることや、正し過ぎることには、眉にベットリ唾を塗る方がエエでしょう。

 後日、信長没後これをフォローしようとした秀吉は、リーダー性を発揮しようと躍起になり、海外まで手を伸ばし自滅した。そして最後まで残ったのは、永遠のしんがり者@家康でしたあああああ!つうことで、まとめると:

 弱者を取り残してでも突撃するリーダーよりか、それを補助するフォロワーの方が重要だし、結局はリーダーの賛同者であるフォロワーよりか、落ちこぼれを助けつつ全体の利益を重視できるしんがり者が一番重要な働きをするって図式が、日本史上では成り立つんかな?要するにバカに撤する者は、悪魔をも凌ぐと。ん???