10月10日(金)原因が分かれば、治ったも同じ。ですか?

 薄雲の多い晴れ。18℃〜26℃、53%。猛烈スーパー颱風がジワジワと日本を狙っているとか。怖いですぅ〜!

 今日はぞろ目の日だから何かあるのかな?とおもたら偶数の月は節句にならない。でも1010は特殊だからイロエロな記念日はありますたぁ。目の愛護デー、冷凍めんの日、転倒防止の日、トマトの日、お好み焼の日、釣りの日、トレーナーの日、貯金箱の日、トートバックの日、島の日、などなど。みんな10,10にちなみまふ。あ、銭湯の日は1010にちなむのか。






 だめよ〜、ダメダメ♪

 大方の精神・神経科医は、「麻薬、大麻はだめよ〜、ダメ絶対!」、「人間やめますか?」つうキャンペーンは効果が無いどころか、逆に麻薬や危険薬物の蔓延を助けていると言ふ。

 もともと依存症の原因は、単に意志が弱いとか誘惑に弱いとかの単純な要因ではなく、生きてることが辛い人がなるんです。自尊感情が持てないどころか、自分には何の価値もなく生きてる価値もないという自己嫌悪感がその基盤的な原因なんです。これは育ってきた環境や、虐待などによることが多いです。そういう人が大麻を吸ったりすると、今まで不完全だったわたしが普通の人間になれたり、時にはパーフェクトな全能感を持てたりして、一とき生きている苦痛から逃れられるんですね。これは薬物がβエンドルフィンやドーパミンなどの脳内多幸物質と構造が似ているからです。

 つまり最初は、頑張るために、辛い状況を踏ん張るために必須のアイテムだったのです。これは拒食やリスカと同じく自己治療の行為だったのです。多分、これをやらないと死んでいただろうと。後者は肉体的な苦痛によって、より深く潜在している心の大きな傷(トラウマ)にふたをする為だというのが精神医学の定説です。最初は自己治療でも、脳の順応や慣れによって、より強い刺激に傾き、最後は自己破壊になっていく悲劇。

 だから厳罰とか、否定的な決めつけ(人間やめますか?)などが心の弱い人の救済にはならないわけです。むしろ本人や家族の孤立化を招き、根本的な治療の妨げになります。それでは根本的な治療とは何か?それは未だに模索中ですが、「助けを求めないことが一番の自傷行為」なので、厳罰や否定的な決めつけを緩和して、まず本人や家族が助けを求めやすい環境を作ることです。その後、専門的なプログラムによって継続的な心のケアを行います。大本が深奥のトラウマなんですから、それを取り除かない外面的な薬物治療は結局、再発を繰り返すだけに終わります。医療側としては、いかに繋がりを保つか、絶えないようにするかが大切です。それと、追い詰められた家族への支援も極めて重要かと♪

 つうのを国際関係に敷衍すれば、やっぱし「北風よりか太陽だな♪」と思うわけです。あらゆるレベルの格差を縮小してゆきましょう!(って、社会主義的ぢゃないやり方でね。) 自由に振る舞いつつ格差を縮小って、うまいセーフティネットが作れれば、ィグノーベル社会学賞を上げてもイイかもね。