6月1日(日)この世の不思議に感動して何が悪ーいっ!

 白っぽい快晴。21℃〜32℃。引き続き真夏日であちゅいだすぅ。


 本郷方面に進出す。ARIS2014(放射性同位元素学会)主催のイヴェントにでてきたよ。最近のイヴェントの特徴でおじさんと子供が極めて多かった・サイエンスゼロ竹内薫さんのファシリテートで、原子核研究の最前線の講演とトーク番組。って極めて現代的ではないかいな?

 まづ斯界の権威テーネセン教授による原子核物理の概観、人間の質量の99.98%は原子核からできていると。その原子核は陽子と中性子から成ると。要旨はプラス電荷の陽子だけだと核は纏まれないってことだす。電荷のない中性子が接着材として働くんだとか。そのカギはダウンクオークdの反転中間子って80年前の話しかよ。


 何れにしろ原子核物理は素粒子と違ってまだ理論と実験の乖離が少ないだすぅ。意見の違いはよくあるが、それは見る方向の違いだけだってことを皆良く分かっていまふ。拒絶の喧嘩ではなくって、お互いに知らないことを提供する前向きの喧嘩ってのが今社会で最も欠けていることじゃナインかな?


 中学生、高校生たちの目がキラキラ輝いていたのが印象に残りますただ。量子力学って不確定原理と重ね合わせの原理の合わせ技。どちらも極めて常識に反しまふが、この世のマクロな常識をミクロの世界に当て嵌めてピッタシ整合するって方がむしろ不思議だよね。この世は不思議で一杯!不思議にカンパーイ!!!







 そうそう原子核物理って湯川・朝永以来の日本のお家芸だったんすが近年は素粒子の方に主流が移ってきた。素粒子の方は想像の翼で何処へでも飛んでけるが、原子核の方は原発や医療の方面でかなーり現実的。3.11以前と以後で研究者の意識が変わってきた。原発は理論じゃなくってエンジニアリングの話しだと高踏的に突き放していたのが、最近は大分現実にコミットしてきた。分からないものは怖い!今後は積極的に発信していきたいんだと。


 常識って何じゃらホイホイっと♪