11月4日(月)意識(主観)を掘り起こせぇ!

 概ね曇り、午前中細雨、夕方少し晴れ間。




 意識と無意識:

 最近意識のことばっかし意識している。意識が無くても身体を動かす中枢神経は自律的に働いていて、身体の恒常性を保っています。では、意識ってなんだ?脳内の小人が脳細胞の複雑なネットワークを監視しているっつうモデルもありまふ。しかしなんだその小人って。養老孟司さんは「カーナビのカーソルのようなもんだ」と言っていた。つまり自己の時間空間的な所在場所が意識だと。コンピューターで言へば、内部クロックで駆動される制御信号の最先端部と言うことかな?んじゃコンピュータも意識を持てるのか?


 脳の働きに関しては、従来脳の機能マップと言うのが作られていて、運動野や視覚聴覚などの感覚野、言語や空間認識などの領域が細かくマップされました。近年、その脳内の各機能エリアが更に細かく分解できるようになりました。そして今までは同じ視覚野だったところがもっと細かく分解され、そこのビットマップ・パターンを分析でけるようになっただす。ある人にテニスをしているところを想像して下さいというとある部位が活性化されます。では家で座っているところを想像して下さいというと、違う部位が活性化されることが分かりました。これを利用して意識が全くない人(意図的な自発動作が全くなく、刺激に対する意識的な反応も全くないが、呼吸し消化し体温の恒常性は保たれている状態)の考えを読み取る実験をしました。

 植物状態で入院している人に質問しYESならテニスをやっているところ、ノーなら家で座っているところを想像して下さいと話しかけ、自分の名前とか知らない名前とかでイェス/ノーを試したら、なんと50数人の患者の8%くらいが明確にイエス/ノーを応答できたのれすぅ。つまり無意識か意識があるかは外部からは判定できないと。

 つうことで植物や昆虫やコンピュータにも実は意識があるんだけど、黙っているだけかもしれんですぅ。バハッ






 モギケン「全力教室」の感想:とても為になった、タメにするお話し

 昨日マー君の裏番組で「全力教室」つうのをやっていてその録画を今見た。茂木センセが東大生と議論するんですが、偏差値と画一ペーパーテストは自発性や創造性を阻害するってなの。最初、学生はみんな反発してたが最後は半分納得した様子。ま、18の春を詰まらんことに消費してようやく取ったステータスだから分からんことはないが、世の中もっと面白いことは一杯あるよっつう主張は分かる。でもレール上じゃないから走りにくいし苦しい、だけど楽しいと。

 最後にモギケンは「違う人を認め、違う考えと向き合ってコミュニケーションを取ることって、みんな違ってみんなイイみたいに美化するけど、ホントはすっごいエネルギーを使うし、傷つくこともあるし、すれ違いも起きる。これを乗り越える勇気と覚悟が要ります。」だってよー!そして「ヒラメキ」を鍛えるには知らない人とどんどん話すしかねーんだと。これでACC(前部帯状回)つうとこが鍛えられて「気付き」が増えるんだすぅ。

 そして、「今の自分を肯定するのがプライドなのではなく、自分は変われるんだというプライドを持とう!プライドは自分を守るためのものではなく、変わるためにこそプライドがあるんだぁああああ!」だと。ね、熱いでしょ?




 ぼくはアリンコ社会じゃないけど、こう言ふあちゅい人20%、何事にも無関心で働かない人20%、あとの60%はレールの上でキッチリ決まったお仕事をする人でエエんじゃね。とか思いまふ。が、が、その20%のあちゅい人が今の日本には2%もいないのが大問題だと思うちょりもす。どすこい!









 国が亡ぶとは:

 亡国とはその国の民が根絶やしにされてしまうことではないんれす(中央アジアのオアシス国家で少しあったくらい?)。国が亡ぶとは、その国の民の大部分を維持したまま文化が根絶やしにされちまうことでがんす。そう言ふ意味ではユダヤ民族はよくがむばった方だ。国土は無くなったけど文化は連綿と引き継いだから。大和も熊襲アイヌの人を教化してその文化(言語も)を消し去りますただ。しかるに現今の大和を鑑みるに、欧米文化一色でたまに和服を着た男がいると変人扱い。会社の名前も英語ばっかし。巨大商業施設に行ってみなはれ、そこの店の名前の9割方はアルファベットですぜィ。ましてや社内では英語しか使っちゃならん!つう会社まで出てきよった。

 で、ぼくがこの現状を嘆いているとおもたら大間違い。国亡びて山河あり。国亡びても民はアリ。合衆国みたいに諸民族が協和して暮らしていければそれでイイじゃん、とか思いまふ。あの国から産軍共同体が消えて、金融資本主義の金権主義も消えて、格差が縮小すれば理想に近づくんじゃないのんかな?って、それってまた社会主義に逆戻りかよ???あちら立てればこっちが立たずと。プっ