8月31日(土)見たいものではなく、見えるものを見よう

 夏晴れ。28℃〜35℃と熱帯夜&猛暑日。一端涼しくなった後の猛暑は辛いですぅ。
 蝉がアスファルトの上でコロンと死んでるのが多くなりますたぁ。秋近し。



 三軒茶屋方面に進出。久しぶりに行ったら随分変わってて驚いた。むかしダサかった世田谷線の駅の辺りはイメージ激変。帰りに銀座線で浅草進出を試みたが、あまりの暑さに澁谷で降りたところで断念。サンバフェスティバル残念♪




 みんな貧乏だと金が入ればすぐに消費しちまうから経済は成長する、それが一巡すると総中流で安定成長、そのあとは海外に貧乏を求めてグローバル化!っつうビンボウを燃料に経済は燃えるつう説がありまふ。それで社会形態がシムポして高教育化して晩婚になると必然的に少子化になると。すなわち社会が発展すると家族制度の崩壊と相俟って少子化するのは一種のフィードバックなんすねィ。それで人口暴発を抑制すると。

 そこでその自然な摂理に従って、従順に縮小プロセスを辿り成熟した社会(一人あたりのGDP増大とか)を目指せば良いのに、国力とか国家の影響力とかを維持しようとして無理するから歪が溜まってしまいまふぅ。どこの国にも「威張りたがりんぼ」はおりますが、このところ日本にも急速にその蔓延りが見られますぅ。「蛆虫は高いところに登りたがる」と。おや、これは肥溜めなんぞを知らないと実感がないですね、有機農業。

 日本の歴史を鑑みるに、その人口動態は拡大の一途を辿ってきますたのぢゃ。鎌倉じだいは700万人くらい、動乱が収まった戦国末期は1300万人、江戸期は概ね3000万人規模、と単調増加関数ですた。そしてご維新の開化で1900年には5000万人、戦時中も「産めよ増やせよ」で増え続き1950年には9000万人、そして2005年の1億3000万人をピークに日本の人口は史上初めて減少し始めたのれすよ。

 この事態に前例を極端に重視する官僚群はボー然として為す術を知らず。未だに成長成長、GDP増大とか唱えておりまふ。人口が急速に減少するんに、どないして成長するねん!いくら貧乏が成長の素とか言わはって、俄かにニートや非正規雇用で貧乏人を作っても高が知れてまっせ!それで海外の貧乏な国を利用しようと丸ごと進出を企てると。これがグローバル化の推進だす。

 壜棒が成長の原動力であるとの仮説が正しければ、国内に貧乏を作るか貧乏な海外に進出するしかあーりまへん。そして国内では非正規雇用、海外では低賃金を求めて浮浪する工場群と。いち早く成熟を迎えかかる矛盾を抱えた欧米は、移民政策によって国内の貧乏層を維持した。米国は中米、英国はパキスタン、独逸はトルコ、仏国は北アフリカ、からの移民を受け入れてGDP成長を維持しようと試みてある程度成功した。しかしその現状は騒乱の火種となりつつありまふ。

 また欧米各国とも伝統的な家族制度崩壊に伴い、婚外子支援を充実して少子化に歯止めを掛けようと努力してきますただ。ヨーロッパでは既に婚外子が5割を超えて、社会のメジャーになっとりもす。海外移民受け入れ、婚外子の正統化などがこの日本で受け入れられるのかっ!そしてその後の混血化した社会の許容性などなど。

 縄文からの歴史を鑑みれば、充分その素養は有りとは思えども長きに渡る武家政権の狭量さを思えば、これは些か難しい。つうことで、これからはGDPの成長を唯一の価値基準とするグローバル大企業の標準を超えた物差しが必要なのではアルマイト


 小さい秋、小さい秋、小さい秋なーい、無い♪