9月1日(日)ああ〜長月は〜♪ 今日も〜暑かった♪昆虫展

 夏晴れ。気温既に36℃に至る。また蒸し暑からずや。夕立が来そうな予感。



 ふと気が付いたら「大昆虫展」が今日までだった。で、マイカー(ずてぃんしゃ)を飛ばして芝に向かう。途中で何度か気を失いかける。最後の登りは電動と言えども極めて厳しかりけり。大汗をかいて無駄に達成感多し。東京タワーは既に子供たちで一杯。夏休み最後の自由研究のネタにする気だな?

 美しい昆虫や稀少な昆虫を中心に約16,000点の標本を展示している。また生きた大型昆虫や稀少昆虫も展示されていて、子供たちはキーキーと大興奮!やはし何とゆっても僕の同類たちが一番美しかったが、蛾とかゾウムシにも美しいのがたくさんいるのですねィ。思い込みでラベルを貼ってはいけません。
 昆虫は今分かっているだけでも80万種、毎年発見される新種を外延すると約110万種いると推測されまふ。全動植物約160万種の約7割を占めている生物界の雄!これが4億4千万年の時空を経て進化してきたのれすぅ。このうち今日展示されていたのはほんの2%程ですが、それでも種類は多かった。こんなのを見ていると進化とは最適化じゃなくて多様化だと思えまふねぇ。

 大きさも顕微鏡で見なけりゃ分からんような小さいのから30cmもあるのまで、その比は2000倍以上。これは人間と富士山の比くらいあるのです。陸上哺乳類の大きさでは100倍弱がせいぜいですぅ。いかに長い時間を掛けて昆虫が多様化したかの1例だすぅ。

 またその生存形態でも、植物との共生・寄生や細菌との共生など他の種との幅広い連携が見られます。食性も特化して、菜食から肉食、雑食と非常に狭い環境に適応して住分けます。また周囲の環境のイロエロなものに化ける擬態の天才でもありまふ。木の葉や枯葉や枝や花ばかりではなく、他の昆虫に擬態したりもします。擬態の秀才であるタコ八よりも上でしょう。こういうのを見ると進化って或る意志を持ってるのではないのんか?と錯覚しますが、これは全て膨大な時間経過の圧力なのれす。か?

 で、一通り見終わって出口に来たらそこはもう商業主義の世界。ヘラクレスとかアトラスとか言ふ大型カブトムシやクワガタが5000円前後で飛ぶように売れてますただ。ああ、日本の昆虫少年に幸あれかし!