6月21日(金)今日は夏至でゲス

 雨ときおり強し。22℃前後。1年で昼が一番長い日ですが陽の目を見ず。





 循環型社会ってのはサステイナブル(持続的)な社会です。増えたり減ったりしない平衡社会。食物は口から入って尻から出まふ。その肥をまた野菜に振りかけて育てると。ともなって植物の3大栄養素、窒素・リン酸・カリも循環しますねィ。この肥料を科学的に作ると循環しません。過剰に土壌や河川に蓄積されて環境を汚染しまふ。1950年から2000年にかけて、50年で農薬や化学肥料により世界の食糧生産は3倍になりました。その間、人口は2倍増加ですから相対的に飢餓が減少しメタボが増加したと言えるです。

 しかし2000年を過ぎたら、土壌荒廃やや河川の汚染で食糧生産は頭打ち。加えてトウモロコシから自動車燃料への転用、家畜飼料の増加などで食料は更に逼迫。しかるに世界人口は毎年7000万人も増加中。一方、食料輸入の多い日本は資源が少ないとかゆわれますが、今の世界で一番不足している資源は何か?それは水資源でしょ!それに地球深奥からの贈り物@地熱資源、近海底のメタンハイドレートは莫大、さらに領海と排他的経済水域の広さは世界6位(国土は60位)、加うるに優秀な人的資源を考慮すれば、決して資源小国とは言えません。


 慈愛と和の豊葦原の瑞穂の国 、美(うま)し国の原点に還って、都会も里も自然を蘇らせましょう♪


 そうそう、江戸期の循環型社会はうんこだけではなくって、あらゆるものが循環してました。着物も仕建て直し、草履も修復、燃料も刈ればスグに生えてくる柴刈り、家は時折り大火で造り替え、無駄にするものは一つもなーし!家業も一定ですから、当主が若隠居しなけりゃ若旦那の出番がない。これは武家も町家も同じ。で、若隠居した奴は学問に勤しんだり(忠敬さん)、芸術を楽しんだり(若冲さん)、次世代の教育に注力したり(寺子屋)でそれなりに忙しい。ま隠居には楽隠居から素隠居までイロエロありましたから何とも言えませんがねぇ。

 現代から見れば多少息苦しいかも知れませんが、それなりに充実した人生が送れたのではあるまいか。この辺りは「逝きし世の面影」にて活写されておりますど。アナクロなる感慨スマソ。ど、どもども。