6月20日(木)自分を磨けば、世界は変わりますか?

 弱雨降ったり止んだり。終日22℃前後で気温は低いが湿度は90%以上と高い。夏至の前に台風が2つも来るとは解せないことでゲス? 帰りにヤンヨーステン方面で講演を聞く。




 世界は一つでもたくさん有る,唯心論:

 物理的には同じでも、人によって世界の見方は変わりまふ。子供の見る世界は単純で輝いてますが、大人の世界は利己的で複雑です。悪いところや問題ばっかし見える世界も、楽しく美しい世界もあります。みんな心の投影。ガリガリなエゴの世界も、みんなで助け合う世界も、その大本はこころの中。それぞれの世界観・価値観によって世界の見え方が変わってしまうのれすねぇ。

 利己的な自我を削ぎ落して、自他不二の境地に至れるかは分からない。でもそこに向かって限りなく努力することは、どんな凡人でもできると道元さんや親鸞さんは仰った。生命の連鎖の海の底ではみんな繋がっているとは思うんです。でも潮が満ちてきたら、みんなバラバラの岩の塊。嫌な野郎は何処にでもいます。さてわたしも近所のゴミ拾いから始めようかなぁ。



 製造業経済論:
 勝手に或る現象を軸にして経済を論じることはできます。経済現象には検証可能性が少ないですから過去の分析とイマジネーションが主な武器になるからですぅ。ここで日本の製造業を軸にして戦後の経済を概観して見ましょう。
 第一期(50年代ー60年代)は大都市を中心にした工業地帯で集中して効率を上げ成長した。第二期(70年代ー80年代)は労働力と低コストを求めて地方に工場を分散させ高度成長を果たした。第三期(90年代ー2000年代)は更なる低賃金と安価な部品を求めて海外進出した。第一期は都市を中心に家電や自動車の需要が生産を上回りインフレ傾向でした。第二期は列島改造で地方にも需要が回復し経済は安定成長しました。第三期は作る方は低コスト体質になりまひたが、国内の労働需要が減少した結果、購買力も落ちて供給過多のデフレが継続することになりまひた。何事もバランスでやんすねい。企業が利益のみを求めて国内が疲弊した例ですぅ。食い散らかされた地方は過疎高齢化が激しくすすんで今や回復の兆候さえ見えません。国内に製造を回帰させる施策が重要な所以ですぅ。アメリカはこの点うまくやってるのかも?






 一瞬の不運と幸運:ザッケローニ(Zaccheroni)とジャッケリーニ(Giaccherini)