5月25日(金)科学の発展は測定精度とともに

 終日曇り。細雨ぽつぽつ。



太陽半径の測定精度上がる:
 金環日食の始まりと終わりに現れるベイリービーズつう点々を観測して、精度が一桁上がったんだと。もともと69万6000km±200kmだったものが、69万6010km±20kmと測定された。今後さらに、各地の測定データで検証して秋にも論文発表する。ふ〜む、記録と観測精度と障子は破られるためにあるのか。この他にもいくつか学術データがとれたとか。単なるお祭り騒ぎだけじゃなかったんだ。月と太陽の引力により海の干潮が引き起こされることは良く知られていたが、実は陸地も30cmくらい伸び縮みするのだよ。これも観測精度の成果。






 あの有名人、いまどーしてる?
 なんて週刊誌の見出しじゃないですが、一時は「高温超伝導」なんて今のバイオよりか盛り上がっていますた。なにしろ送電効率改善によるエネルギー問題の解決や、リニアモーターカーや高速コンピューターの低電力化とか産業界の夢がふくらむ超アイドル。超伝導現象が見つかったのは1911年、水銀のマイナス269℃でした。その後1987年にセラミックスでマイナス233℃のものが見つかり一気にブームが到来、しかし現在の記録は銅酸化物のマイナス123℃にとどまっております。近年、超伝導の原理は結晶中の原子結合の伸び縮み(格子振動)が関係しているということが明らかになりました。ミクロな量子論がマクロな現象に現れる稀有な例として研究者の興味を引いておりまふ。しかし原理が分かれば、常温での超伝導も夢じゃないかもね。これも測定精度の成果れすぅ。