11月19日(土)ちょっつ内に籠って考えてみた


 こんにちは。終日雨、時に強し。南風が生ぬるく20℃超え
たかも。雨中散歩に出るも、雨の公園でおむすび食ってたら
なにやら侘びしくなってトボトボと戻るなり。ショボーン






 動物でも昆虫などの節足動物と、哺乳類などの脊椎動物
ではその生き方が大きく異なりまふ。昆虫は予め組み込まれ
た本能により環境に適応しますが、外殻が硬いためメタモルフォ
ーゼ(変態)により体を大きく変えて特化します。一方、哺乳類
は認知能力により適応します。特に人類は色々な道具を自分
の身体の延長として使用します。PCやスマートフォンなんて
脳の延長だもんねぇ。望遠鏡や顕微鏡は目の延長れす。






 しかしてこの両者の先端は有機的な社会を構成するアリや
ヒトだす。コロニーの中で分業し助け合いながら全体として
の生を全うしまふ。しかしこのようなオーガニックな社会は
内と外を峻別し、「福わ内、鬼わ外」なのれすね。内と外を
分けた時からの本質的な性質です。アリンコで言えばほんの
少し種が違っただけで殺し合いの殲滅戦を引き起こします。
ヒトも勿論、家族や地域社会、国や国家群などの閉じた領域
を作ります、その中では親密に助け合い仲良くしますが外に
対しては排外しまふ。家族と他人、東京と大阪、日本と北朝
鮮、ソ連と自由国家群など規模は違いますが、そのレベルで
内と外が区別されると、もう其処には争いしかありまへん。
「閉じたもの」は内には圧迫、外には攻撃しか齎さないので
す。









 でわどーすれば「開いたもの」にできるのか?極表層的かつ
間に合わせ的には閉じた範囲を地球全体の人類にまで拡げる
ことれすな。これなら宇宙人しか攻めてくるのはいまへんぜ。
家族と隣人の争いから今は国民国家レベルにまで広がってまふ。
でも国家間の争いは領土問題をはじめ尽きるところはあーり
まへん。排外が閉じたものの宿命だからです。この排外を宇宙
レベルにまで拡げれば当分地球は安泰でせう。









 しかしより本質的にはオーガニックなものからの脱出でし
ょうか?有機的なもの理性的なものはものを分別し本質的に
争いを引き起こしまふ。1番ぢゃなきゃイヤだい!とか。それ
故に情動(emotion)に軸足を置くのれす。しかし情動には理
性に抑えられる情動、怒りとか嫉妬とか変なのもありまふが、
理性を超える情動もあるのです。例えば理屈を超えた感動で
すね。物語や絵画以外に、音楽を聞いた時の感動、美しい数
学の解を知った時の感動などは民族や国家を超える万国共通
の感動になります。人為的な国境を、これら人類共通の情動
が超えれるのか否か!これが、これからの人類の運命を決め
るでせう。(いじょ、ベルクソンにインスパイアされて)










 しかし、一国の標準を世界に均質に拡げることを以って、
グローバル化などと言い募る詭弁の仮構を、開いた世界など
と言ったらベルクソちゃんは墓からぶったまげて起き上がる
ぞい。多様性を保ったまま調和を取って解放するこそ真のグ
ローバル化、そしてキタローさんの言ふ「内即外、外即内」の
精神であろーよ。ドモ














 あああ、隅2で逃げ切られてしもた。やはし第7戦まで稼ぐ
陰謀であったか!タハハハ