7月10日(日)おお、我が思い出のパリジェンヌ



 こんにちは。夏ばれ。今日も暑くなりそう。でも休日だか
ら節電活動は自粛して、ガンガン冷房をかけまくろー!な
にしろピーク電力が問題なのれしょ?ちげーかな?な?















 電波学者のモギケンがパリCSLで2w缶詰になって英語
の本を書くって張り切ってますゥ。たぶん学園地区のパリ5
区だな。僕はこの辺は詳しいんだ。エコールポリテクニークやエコール
ノルマルなど有名校が目白押し、隣が6区でここは浅草ロックの
オリジンで哲学者などがカフェに座って議論してたとこ。
パリはシテ島の1区を中心に時計回りのカタツムリ状に番号
が付いていて、西のはずれ20区が最後。ぼくはこの辺に
下宿してますた。全部合わせても山手線の内側くらいですか
ら、頑張れば何処へでも歩いて行けます。それに地下鉄の
入口が何処にでも開いてますから、疲れてたらそれに乗れば
イイのだ。




 でも歩くときに必須なのがパリ特有のルー・ドゥ・パリと
言う道路ガイド。これは道路名で索引されて道路の位置が
座標ですぐ分かる地図です。道にある道路標識を見れば地
図ですぐに位置を確認できます。だからどんなに小さな道で
も必ず名前がついています。何しろ道は方向がまちまちで
複雑に入り組んでマスカラ、アメリカのようにストリート
とアヴェニューの座標では表せないのですね。それだけに
迷路みたいで、何処を歩いても冒険できます。





 街を歩いていてまず驚くのは、歩行者は殆ど信号を守ら
ないことです。それに何処でも食べながら歩いているし、
何処でもなが〜くキッチュしている恋人を見かけるし、車
はバンパーを前後にばんばんぶつけて隙間を空けて駐車し
ちゃうし、道路は犬の糞ばっかしだし、この国の公衆道
は一体どーなってんのだい?なんて疑問が湧きます。






 しかし別の面ではとても礼儀正しいのれすよ。ちょと肩
が触れたり、進路を邪魔しただけで「パルドン、ムッシュー」
と謝るし、ドアは後から来る人の為に手で押さえて待って
るし、挨拶はちゃんとできるし、この点では日本人よりか
よほど礼儀正しいですゥ。そうそう初めはとても戸惑うの
はメトロのドアは自動じゃないってことだす。駅に着くと
ロックが外れて乗客が手で開けるのです。ま、イロエロな
文化の違いはあるけれど、基本的な礼儀以外は人にはあま
り干渉しないし、世界中から集まってるからおもすろい街
といへるです。昼から夜まで見るところは沢山ありますか
ら2年くらいはあっと言うまに経ってしまいます。うん、
でも友達ができないと少し寂しいかも。なにしろ個人主義
が徹底した街ですからねえ。








 急にパリを思い出したら行きたくなってしもた。今頃は
マロニエとリラの花が散ってバカンスの準備でそわそわと
する時期かなあ。なにしろバカンス期間は街が閑散として
観光客ばっかしになってしまうからね。冬半年は厚い雲に
閉じ込められていた反動かも。ドモドモ