4月24日(日)結局正解なんてねーのなら、好きに生きようぜ。

 こんにちは。春うららな緑萌えの晴れ。一応選挙に行っ
てきた。



 三々五々さむぽの群れ。公園の隅でシャルウィーダンスな
カップルが4組。日本では珍しいな。北京の公園では良く
見かけました。いや、それどころか、街角を踊りながら行進
するオバサンの集団もいたよ。意外と明るい庶民の顔。


















 つらつら世の実相を鑑みるに、行け行けドンドンだけじゃ
何処にも行けまへんねぇ。あらゆる制御にはアクセルとブ
レーキが必要なのれす。「ガムバレ!」だけぢゃダメれす。
「良くやったね。大変だったね。少し休もうよ。」といふ
寄り添う姿勢も大切なんだい。


















 生体制御でも、抑制系が何重にも組み込まれていて暴走
を防ぎます。それでも暴走しちゃうのががん細胞。脳の記憶
機能も短期抑制と長期抑制でバランスを取りまふ。神経伝達
でも活性系と抑制系でバランスを取りまふ。ホルモン系も賦
活系と抑制系がありまふね。交感神経だって副交感神経で
制御されまふ。


















 バリバリな御仁は、「後ろ向きな発言をするなっ!」とか
怒鳴りますが、こういうのを鉄砲玉の猪武者と言います。逝っ
たきりで戻ってこれない輩。やたら威勢がイイだけで脳みそ
空っぽ。この世の全ての物事は抑制系で動いている!といふ
真実に気がつかない愚か者。そんなしとにリーダーを任せた
ら、国民はレミング*1の群れになってしまうれせう。
















 ま、何事もタイトロープを渡るバランスであーると観ずれ
ば、右左/賛成反対/イイ絶対ダメ絶対の言説を弄する者共は
しんやうに値しないといふことが分かるでせう。こりは一種
のリトマス紙でやんすね。特に世の中の空気には注意しまひょ。
穏便に穏便に中庸に極端は避けてぬるく生きよー!
















 てな生き方をしてると、時おり何が楽しいんやろと思ふこ
ともありまふから、ときにはデタラメで極端な言動で憂さを
晴らすという息抜きも必要です。このへんがマジな人には
なかなかでけないとこなんすね。意外なツボ。



















追記:昨日のsocial sensitivityについての補足。

 今読み返したら、極めて分りづらいので追加。

個々人の才能はIQの元となるようなあるGeneral intelli
genceniに相関する因子分析によってg−factorで代表
されるという心理学的な理論があります。つまりオール5を
取るような人は社会生活全般においても能力を発揮できると。






 反して近年、Collective Intelligence(集団的知性?)
に相関する因子c-factorが提案され、研究されてまふ。


Ex.)「人間グループの遂行能力に対する集団的知性因子の証明」
http://www.sciencemag.org/content/330/6004/686.short


ここでは約700名を2~5名の小グループに分割し、各グル
ープの集団パフォーマンスとグループ員のIQ(g-factor)分布
を比較し、IQ秀才よりもソーシャル・センシティビティの方が重要とした。




 つまり、イロエロな課題に対するグループの能力を示す
c-factorは、そのグループの個人の能力を示すg-factorが
最大の者が属するグループやg-factorの平均値が高いグル
ープのものが高いのではなく、グループのsocial sensitivity
に強く相関していることが示された。すなわち、IQの高い
リーダーが独善的に発言するのではなく、グループ全員の
発言機会の平等とか、相手への関心や思いやりがとても重要
な因子になると。そして、この因子はそのグループの女性比
率が高いほど大きくなる傾向にあると。









 だはは、まだ分り難いか。メンゴメンゴ。

*1:でもこりは集団自殺ではなくって、集団移住の際の事故だっつう意見が今日の定説だけどね。プ