4月5日(火)ヒラメキの天才は一日にしてならず

 こんにちは。穏やかな晴れ。遠方かすかに富士山が見える。


 週末には桜も満開かな。今年は九段から千鳥が淵に行って
みよう。例年だと「立ち止らないで下さい!」とか忙しない
放送でゆっくり花見ができなかったが、今年は落ち着いて
観賞でけるかも。(このあたりは、思春期の甘く切ない思い
を抱いて、夜毎自転車でぶっ飛ばしてた順路なんで良く知っ
てるんす。)
















 信頼性を何処まで上げるのかは、やはしトップの意思です。
すべてコストとの見合いですが。例えば半導体などの電子部
品でも規格によって値段は一桁違います。普通の家電など
民需に使う部品と、軍事用や宇宙用のmil規格部品とはコスト
が雲泥に違います。厳しい限界試験で選別されるので手間隙
が掛かるからですぅ。ですから家電製品は決して煙を出さな
いのかっつとそうでもない。火を噴くのはダメれすが、タバ
コ1本くらいの煙なら許容されまふ。問題はコストカッター
原発の資材部長が、信頼度とコストのバランスをどれ位取
ったのか?でしょうね。この辺が事後的に突かれそうでゲス。





















 一方、巨大なシステムや機器では、「理由はよくわからな
いが。○○さんが修理するとすぐ直る」ということを良く聞
きます。技術でも、いわゆる筋といふものがあるのです。

















 よく言われる揶揄で、天才と秀才の違い:
1.正しい目的を、効率よく実行
2.正しい目的を、ぐずぐず実行
3.変な目的を、ぐずぐず実行
4.変な目的を、効率よく実行
ま、下へ行くほど結果が悪いわけですが、1.が天才、
4.が秀才、2.3.は凡才つうわけです。
















 この違いは、どこから出てくるのか?この辺の取っ掛かり
が最近だいぶわかってきますた。所謂「将棋プロジェクト」。
プロ棋士の直観を裸にしまふ。プロ棋士は若年より雑巾掛け
いや脳内思考鍛錬によって「直観回路」を強化した結果、正
しい目的がすぐに出てきまふ。長考は最善手をヒネリ出す為
ではなく、スッと出てきた最善手を検証するために使うのだ
とか。



















 術語はネグってもエエですが、大方の構図はこのようです。
盤面の画像は脳の視覚野において捉えられる→すぐ上の楔前部
(けつぜんぶ)で意味ある情報として知覚される*1→それが
尾状核*2に送られ記憶と連合して最善手を見つける→大脳
前頭葉で論理的に逐次検証される。つうルートで、特にプロ
とアマの違いは楔前部と尾状核を結ぶルートの太さと尾状核
の働きの強さなのです。前頭葉での論理的な思考には大差が
ないとか。永年の修行によって、如何に最善手を早くヒラメ
クかが天才と秀才の分かれ目だと。



















 原発にも最善手を早くヒラメク天才が沢山居るとエエです
ねえ。何事も日頃から最悪事態を想定した修行(訓練)が
大切だといふことだす。安全神話に安住していたら、どんな
分野にも天才は生まれまへんぞなもし。














アッア~~~

*1:この部位は隠し絵などで、隠れている動物がわかった瞬間に活性化されるアハ回路です。

*2:この部位は不思議なことに運動のコントロールも司ります。思考の修行と、アスリートの練習は一脈通じているのかも。