こんにちは。晴れ。穏やかな立春。暖かい日は遠方かすむ。
本能的に情動で動いていた動物たちに自己意識が目覚め、
頭で考えた行動を自由意志で選択するようになると、道徳とい
うルールや規範が必要になります。更に人間は自己の範囲を、
外在化した手（道具、機械など）、外在化した足（自転車、自
動車など）、外在化した目（望遠鏡、顕微鏡、各種カメラなど）
、外在化した脳（コンピュータ、辞書、本など）により拡大し
続けております。自己が外界に融合し、自他の区別も侭ならぬ。
衣類や化粧だけではなく、家や都市すら自己の外延に杉ないの
かも。
かかる状況下、人間は自己の利益に反して、他者を助けるの
か？利他的な行為をするのか？という疑問が湧いてきます。
一番単純な答えは、「長期的には自己利益になるから。」です。
つまり集団の利益は個の利益、配偶者や子供の利益は自己複製の
利益、地球の裏側の子供への寄付は（自己の属する）人類の利益、
ということ。ぢゃ、他種への配慮は？それは環境を保全して人類
が少しでも長く生存できるようにすること。
それでは、究極的な利他行動とは何か。ホントの無償の愛って
果たしてあるのか？これが疑問になりますねぇ。星を愛したり、
虫を愛したり、爬虫類を愛したり、天敵を愛したりするのはどー
ですか？いや、環境がとか生態系がとか、多様性とか考えないで
玉虫や蛇や病原菌を偏愛するのです。これがホントの無償の愛？
変なの？パラノイアにしか無償の愛はないのかい(怒）！
ﾎﾟｶｰﾝ
この項、続くかも・・・
追記：自己欺瞞
むかしむかし「おまえそれ自己欺瞞だろ！」と人を責める
のが流行っててね。これやられると哲学オタクは凹むんだ。
「宗教？自己欺瞞じゃん。プ」とか、「就職？金が欲しいの
に自己欺瞞すんなよ。プ」とか、何にでも貼りつくんすよ。
利他的な行動に「偽善者！」って貼り付けるのも、これに
似てて嫌だな。狭義のものすごーく狭い我利我利にしがみ付
いてるより広義の偽善のほうがよっぽどエエと思うんすが。
どーだろかい？
ｱﾝﾀﾀﾞﾚ?
ﾀﾆﾀﾞァ
