9月10日(金) 情報密度あれこれ


 こんにちは。曇りのち晴れ。久しぶりに風が清々しい。











 本が貴重な時代は、人々は活字を求めて貪るように読んだ
とか。幕末は本を筆写して稼いだとか。現代はどーか?毎年、
8万点も出版されてると、まずイイ本を探すのが至難だ。勢い
他人の判断に頼ることになる。それに好奇心に任せて、自分
の力量以上に本を買い求めて、所有欲だけが空しく満たされる。
あらゆる情報が氾濫してくると、自分だけでは処理し切れな
くなって、専門家や解説者、リポーターやコメンテーターの
出番となる。いわゆる他人任せ。それと、文献学的な言辞。
自分の理解を自分の言葉で説明できず、なに某はこう言って
いる、あの書物にはこれが書いてある、とか。むかしバカの
壁って本で読んだけど、普通の人(って何ぢゃい!)はポア
ンカレー予想の証明なんてぜってー理解不可能。こういう
部類の可解性ってのは、実はあらゆる分野にあるんですね。
「そんなん、知らんかって生きる上での支障はねえぜよ。」
つうのが庶民の唯一のよりどころ。つまり論点ずらししかね
ーわけで。むずかしいな。ま、ホントは真の専門家ほど自分
の言葉で素人にも分りやすく説明でけるものなんすけどねぇ。









 ビーテレ受像機もイロエロな機能満載で、同時に多局録画
もできるし容量もでっかくなってあんまし制限が無くなった。
しかし、これも情報多杉で結局積読とおなじ状態に陥ります。
つまり、あとで見る時間が無くなると。ですから最近はでき
るだけじかに見るようにしています。深夜で無い限り。今見
たいほどの欲求がなければ、後でも見ない確率が高いという
ことが分ってきたからです。時間の節約だと思ってもとどの
つまりは時間の浪費だったりして。ぷ。深夜ではないかぎり
直接見たほうが選択の真剣さが作用して効率的かと。いや、
唯一効率的な事はあった。コマーシャルをすっ飛ばせるとこだな。
これは提供者には不誠実なれども、自分の時間を大切にした
い御仁にはたまらぬ功徳。自動コマーシャルすっ飛ばしなんて詐欺
的な機能だな。プ そのうち業界の圧力で販売禁止になるか
もよ。











 ロヤーン氏のご教示により、直ちに図書室に駆け参じて、
当該書物を捜し足れば、アッタ!ただちに飛ばし読みすれば、
流石の考察。40年体制はかなりのツワモノ。社会制度、法律
体系にまるで水虫のように根深く侵食しておーる!如何に
セム、如何に、如何にい? しかし、斯様な法律体系が自然
に馴染んでいるのも社会・文化の国民性に依存しとうんだか
ら、やっぱし敬語は撲滅せにゃいかんぞな、もし?







プ